【事案】
原動機付自転車搭乗中、側道から出てきた自転車を避けようとして転倒したもの。CTでくも膜下出血の診断となる。幸い、出血は微小で、数日後には消失した。
【問題点】
相手は無保険の自転車であり、非接触事故ゆえ、責任関係が争いに。また、3ヶ月前にも事故に遭っており、その時のケガと切り分けて障害を立証する必要があった。
【立証ポイント】
加害自転車との争いを避け、治療費は労災でまかない、その他補償も人身傷害に請求する形で進める。
後遺症は前回事故と被らないよう、くも膜下出血を機点とする頭痛に的を絞った。
結果、先事故の鎖骨骨折、併合11級認定とは別に、頭痛で14級9号の認定を得て、人身傷害からの支払いにて解決させた。
(平成27年7月)