【事案】

歩行中に、路外から車道に出てきた車にはねられたもの。

【問題点】

MRI検査が早期に実施されていなかった。事故から既に三か月あまり経過していた。そのため、膝の痛みについて早急につきとめる必要性に迫られていた。

【立証のポイント】

早急にMRI検査を実施し、その画像について放射線科の医師も交えて検証を行った。それにより、PCL損傷が発覚。膝の痛みについて原因が明らかとなる。

傷病名も『右膝打撲』から『右後十字靭帯損傷』に変わる。立証の時期としてはそんなに早い対応とは言えないため、一抹の不安は感じていたものの、無事に14級9号が認定された。なお、右膝関節の可動域や動揺性については問題がなかった。
(平成26年12月)