【事案】

バイクで走行中、高速道路の渋滞を確認したため減速をしていたところ、後続車に追突される。股関節の骨折に加え、胸椎Th11と腰椎L2に軽度の圧迫骨折が確認できた。

【問題点】

約1ヶ月後に撮影されたMRIにて外形の圧壊について所見が取れていたが、リハビリ先の主治医の性格に難があり、後遺障害診断書に記載してくれるかどうかが問題であった。

【立証ポイント】

痛みは軽減、骨の癒合・再生もしっかりしてきた1年後に症状固定とした。初回の病院同行では「胸腰椎の圧迫骨折は完治しているので、後遺障害はなし!」との剣幕、大変なご立腹。臨床上の判断かもしれないが、現に骨は潰れている。

数ヵ月後の後遺障害診断では、十分な事前打合せの上、ご本人のみで診察に臨んだ。今度は機嫌がよかったのかすんなり記載してくれた(ツンデレ医師です)。同時にMRIの再検査を加え、万全な立証を行い11級7号認定となった。

尚、本件は大腿骨の障害(人工関節)で10級確実であったので、併合繰上げに是非とも欲しい11級であった。。

10級11号:大腿骨頚部骨折 人工関節に今回の11級7号の認定により見事併合9級を獲得。

※併合の為、分離しています

(令和1年6月)

後遺障害を立証するためには緻密な医療調査が必要です。

弊所が立証するために何をするか、こちらのページをご覧ください。

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