【事案】
原付運転中、対向自動車が急に右折してきて衝突した。
【問題点】
鎖骨に偽関節が疑われた。
骨癒合について、新たな画像所見を撮り、なおかつその状態について医師と共通の認識を持つ必要性があった。
【立証のポイント】
MRI、CTの撮影を依頼し、その後主治医と面談、偽関節についての認識のすり合わせを行う。
鎖骨の変形については、写真撮影を行った。ただし、プレート固定がなされ関節授動術を受けており、変形については認定は難しいと思われた。
症状固定時には後遺障害診断書に、間違いのない可動域についての記載を求め、偽関節についての所見、変形についての所見をご記載いただいた。
変形としての認定はなかったが、機能障害で10級10号が認定される。
(平成26年6月)