【事案】

助手席に同乗中、右方から信号無視で交差点に進入してきた自動車に衝突され、横転。直後から頚腰部痛等、強烈な神経症状に悩まされる。

【問題点】

手の裂傷があったため、救急搬送先の病院で頚椎捻挫の傷病名がついておらず、リハビリ開始が遅れてしまったという点はあるものの、受傷機転◎、通院回数〇、症状の一貫性〇、MRI検査〇であったため、14級認定は堅いと予想していたが、まさかの2週間で門前払いかのような非該当通知が届いた。
 
【立証ポイント】

症状固定後もリハビリを継続していたこともあり、初診時から直近時までも推移の書類を医師に依頼し、ご協力いただくことができた。「鉄は熱いうちに打て」ということで、非該当通知から40日で異議申し立てを行った。審査中に運転手の14級認定連絡があったため、運転手の申述書とドライブレコーダーの映像を追加提出したところ、4週間で14級認定となった。なお、ついで認定として手の裂傷でも14級が認定された。

2人のうち一方しか認定されないとあっては、今後の関係性にも影響を及ぼしかねないため、無事に認定されて全員が安堵した案件であった。

(令和6年7月)