【事案】

住宅地を自動車で走行中、交差点で出合い頭衝突、自動車は大破してレッカー移動となった。救急搬送され画像検査、幸い骨折はなかった。翌日からは近隣の病院で頚部・腰部の理学療法の継続となった。
 
【問題点】

リハビリ継続中、主治医がコロナに罹患した。ここでの通院は危険で、急きょ転院を余儀なくされた。その事情を知らない自賠責に不自然に映ったのか、後遺障害は非該当の結果に。頼んでいた大手法人事務所もこれと言った対策がなく、見限ることに。
 
【立証ポイント】

交代した弁護士事務所からの依頼となった。基本通り、追加の意見書を取得後、申立書で転院の事情を説明、陳述書にて症状の深刻度を訴え、物損資料、症状固定後の治療記録を収集、訴えの信憑性と症状の一貫性を修繕した。

「14級取れますよ」、受任前の宣言通りに認定となった。

(令和3年1月)