【事案】
自動車搭乗中、後続車の追突を受けた。紹介筋の勧めもあり、早期に相談にいらした。
【問題点】
受傷機転、症状ともに軽度であった。また、通院回数も少なく、正直、認定は厳しいと思った。何より、ご本人が多忙で途中から音信不通となり、業務に支障が生じた。
【立証ポイント】
そもそも、本件のご相談を頂いたのが事故から2日後、面談をしたのが1週間後であったので、リハビリ設備の充実した整形外科に週3~4回の通院を継続し、半年後に症状が残存しているようであれば後遺障害申請を実施するというプランが早期に練られていた。
それでも仕事が忙しく、通院回数は少なめとなった。さらに、連絡不通等の問題が山積、画像や書類収集にも時間がかかり、早期に相談を頂きながら申請書類が整ったのは事故から1年3ヶ月も後であった。
誰もが後遺障害等級認定については諦めていたが、14級9号が認定された。令和初のサプライズ認定となった。
(令和1年5月)