と言っても、等級ではありません。

 平日に休暇をいただきました。釣行ですが、実に6年ぶり。出張ついでの温泉はありましたが、完全なレジャーは7年ぶりではないかと思います。本日は釣りブログ。

  駿河湾越しに富士山が見えます

 台風の合間の晴れ日を逃すわけにはいきません。月曜から連日15時間労働をこなし、なんとか間に合わせました。いざ竿をだすも、段取りを忘れてやたらモタモタしましたが、徐々に勘を取り戻し、グレを何枚か上げました。

 今回は数ではなく大物狙い。ラインは道糸8号、ハリス5号、針はセイゴ15号の剛腕仕様、この大袈裟仕掛けなら50㎝級も対応可能。つまり、やり取り・ゲーム性を排除、ただひたすら、今宵の晩餐の充実のみを追求しました。小潮ですので、陸っぱりでは高望みでしょうが・・。

 結果は30㎝弱が3枚、そして、ぷっくり太った36㎝の良形(写真右)を仕留めました。ブランク明けではまずまずの釣果か。

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 もう何年も求人を続けておりますが、特殊な分野ですので、応募も少なく、あってもなかなか採用に至りません。

 どこの企業も真面目で優秀な人材を求めていますので、普遍的な問題ではあります。まして、「医療調査業」で募集しても・・どのような仕事なのか、具体的にはわからないでしょう。そもそも、保険会社が主導する医療調査員の仕事も地味で、尚且つ、定着率の低い仕事と聞いています。すると、行政書士の括りで求人することの方が、効果的かもしれません。行政書士で起業することの実態は様々な疑問もありますが、国家資格を持った士業の事務所、知名度も信用も「医療調査」よりはマシでしょう。

 さて、縁あって採用した若手ですが、その育成が仕事の一つでもあります。知識面についてはどんどん実戦経験を積ませて、体で覚えるようにしています。そして、経験したこと、疑問に思ったこと、曖昧な知識について、時折、立ち止まって文献で検証するようにしています。これは、当の私が心がけていることです。そして、セオリー通りにいかず、イレギュラーな事態が起きた時が、応用編となります。その例を一つ紹介しましょう。      交通事故でムチウチとなり、今までに経験したことがないような痛みや上肢の痺れに悩まされている被害者Aさん、受傷3ヶ月目で相手保険会社から治療費打切りの宣告を受けました。まだ、通院治療が続いているのに困り果て、依頼を受けたのですが・・

 連携弁護士は治療延長を相手保険会社に交渉するも、担当者は3ヶ月打切りを譲りません。そこで、秋葉事務所スタッフB君は後遺障害認定を視野に病院同行しました。打切り後、健康保険での通院継続と、万が一、症状が改善しない場合は後遺障害診断書を記載頂けるよう、医師と打合せしました。医師は渋々了承下さいました。

 ここまでは、基本通りの流れです。的確に調整を計ったA君、依頼者さんに、「後遺障害14級が認定された場合、治療費打ち切りされても、賠償面で十分取り戻すことができますよ」と説明、上手くいったつもりでした。しかし、被害者Aさんは仏頂面です。

 Aさんによると、お金の問題ではなく、「治療費の不安なく通院を継続し、しっかり治したい、できればそりの合わないこの整形外科ではなく、知人の接骨院に通いたい、それなのに・・」、B君はお金のことばかりで、まったくこちらの気持ちを汲んでくれない・・と不満をもらし、担当者を代えるよう電話が入りました。

 B君にしてみれば、健保を使った30%自己負担の治療費などたかが知れており、今後3ケ月通ったって3万円もかかりません。そして、14級が取れたら200万円もの賠償金が想定できます。だからこそ、苦労して医師を説得、解決へ向けての理想的な誘導に成功したのです。しかし、当の依頼者さんに感謝どころか恨まれているのです。「どうしてわかってくれないのだろう」、B君にとって、こんな理不尽なことはありません。    さて、論理的に事故の解決を理解できない、損得がわからない、Aさんが悪いのでしょうか? それとも、正しい仕事をしたB君が間違っていたのでしょうか?    B君はすっかり落ち込んで・・・ここで、私はこう指導しています。   ① まず、「B君の仕事自体は間違っていない」→「それをAさんに理解させられなかったB君の能力不足である。人によってリテラシー・理解力に差がある」

 正しいことが、常に正しいと評価されないことは、世の中に溢れています。そのことで一々、へこんでいたら仕事になりません。   ② 次に、「もう1度、Aさんにわかり易く熱意を持って説明しなさい」→「説明(説得)では伝わらない、理解(納得)をしてもらうように話し方を変えなさい」

 相手に合わせた話法が必要です。すべての人に対して同じ話法が通じるほど、人間は単純ではないものです。   ③ 最後に、「それでも、Aさんが翻意しなければ、Aさんの思い通りに方針変更しなさい」

 つまり、Aさんの希望に沿って、14級(200万円)を捨てて、接骨院へ。そして、保険会社から治療費を獲得できる弁護士事務所を探して(ないと思いますが)、そこに依頼すればよいと突き放します。    私達はどこまで行っても依頼者さんの意向を受けてフォローする仕事です。方針が違えば一緒に歩むことはできません。仮に依頼者さんが間違っていても・・なのです。    私達の解決方針が、被害者さんのすべてに同調することなどあり得ません。これは、世の常、とくに仕事の世界では当たり前のことです。B君には最善を尽くさせますが、結果については、客観的に分析する視野を持てばよいのです。

 それともう一つ、人の機微を捉えることです。どんなに正しい知識も、相手が同調しなければ何の意味もありません。色々なタイプの人に合わせられる柔軟性を持つことが、仕事のスキルアップとなります。本件問題の本質は、知識や提案が”正しいか、間違っているか”ではないのです。

 「人は納得したい生き物で、説得されたくない生き物」であること、本例はこれを学ぶ機会だったです。  

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 8月から涼しい日もあり、今年は秋の到来が早いかもしれません。    事務所の近況ですが、特に目立った変化はありません。相変わらず、人材を探していることは変わりません。被害者救済を志す、有為な人材を求めております。

 私、秋葉の近況ですが、この5年間のぜい肉をそぎ落とす、肉体改造に着手しました。「顔は性格を表す、体型は生活を表す」と言われます。やはり、過大な仕事の負担、ストレスが体型を変えてしまったようです。仕事中心の生活は変わりませんが、健康と澄み切った頭脳の為に、年内を期限に体重を10k落とすことにしました。痩せたら、きっと新しいアイデアもわいてくるでしょう。仕事のみならず、ダイエットも必ず結果をだします。また、報告したいと思います。

   

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 雨の多いお盆休みでした。こんな天気では海へ山へ!という気分ではないですね。 もっとも、海外へ行かれた方は関係ないと思います。私の夏休みは前半は買い物で方々へ、その後はごろごろ寝てばかり、たまに事務所に入って電話をとってメールを確認する1週間でした。

 中学~高校時代の夏休みは、剣道部の夏合宿・遠征でしょうか。夏の戦績は抜群で、高校2年時の対外試合は16連勝と神っていました。 大学以降はバックパックを背負って海外へ・・・剣道部の夏合宿と被り、毎年選択を迫られました。体が二つあればよいのですがそうもいきません。旅を選んだ夏は、2学期に食い込むも、3ヶ月位かけて色々な国に行きました。

 人生初の入院(19歳、最初で最後)は中国の桂林で、急な発熱40°で3日間うなされました。翌年はトレッキング目的にパキスタンへ、標高4000mの峠超えで高山病、頭痛でふらふらに。若さ・体力に任せた無茶な行動から、毎度、電池が切れたおもちゃのようにピタリと動かなってしまいました。 卒業後は、ロシアで警察に捕まりそうになったり、トルコの砂漠で一晩野宿の目に・・。

 その頃のシーンは鮮明に記憶に残っています。夏休みはいつまでも色あせない想い出そのものです。    

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 明日から16日まで事務所の夏季休暇です。    この機会に社員には有給休暇をしっかり消化してもらおうと思います。仕事ばかりが人生ではありません。と言いつつ、ボスはこの7年間、毎月300時間をゆうに超える労働時間です。また、ここ数年は3日を超える長期休暇をとっていないような気がします。これでは、説得力がありません。今年はがっつり休暇を頂き、秋のダッシュに備えたいと思います。もっとも、普段出来ない買い物や片付け事に奔走しそうです(日々、生活に追われてしまって・・ふぅ)    弊所のご依頼者様の多くは重傷者で、夏休みも関係なく治療・リハビリの日々と思います。回復まで、さらに解決まで、大変な時間と労苦が続きます。それでも、ご本人様はもちろん、ご家族の皆様もお盆休みは心安らかにお過ごし頂きたいと思います。

  お休み中の心配は、事務所の植物かな。

 

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 梅雨明けまでの10日ばかり酷暑が続きました。夏真っ盛りの中、日々の病院同行だけではなく、主催する交通事故セミナーが6回続き、否応なしに事務所全体の体力を奪われました。

 毎年、夏場は活動量を30%減らす意識でおります。運よくか悪くか、受任数が前年比-30%の状態でしたので、ほぼ達成できました。売上の減少は残念ですが、事務所員の体力・健康を考えると一息ついた感があります。通年の勢いのままでは続きません。なんと言っても健康第一、無理が続けば体調を壊すなど、マイナス面が跳ね返ってくるものです。主力業務としての病院同行は、精神的にも身体的にもタフでなければ務まりません。

 その点、この夏はじっくり戦略を考える時間が与えられたようです。忙しさにかまけては、頭を使うことを忘れがちです。仕事の面白さは、このアイデアを練って実践していく過程ではないでしょうか。

 今年は夏休みを多めにとるように社員に命令しています。そのゆとりが秋からの爆発に繋がると期待しています。近日、事務所の夏休み日程をUPします。

 ← 今年の消費量、上がりそうです  

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 事務所の窓際に赤い夏の花。    たった一輪で事務所が南国気分です。これから次々と開くでしょう。   

 今朝は急ぎの事務が立て込んで・・記事だしできず、すみません。今週も事務所一同、頑張ります!   

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 昨日は、まさかのカストロ&チェ・ゲバラで締めくくりました。     毎回、オチを意識していますが、真面目なテーマではなかなか難しいものです。     さて、チェ・ゲバラは昭和の、いえ、20世紀の偉人ですが、かたい話題が続いたので・・世代間のギャップを感じる一ネタを。     事務所の若手でも、さすがにチェ・ゲバラを知っています。    しかし、世界史に疎い女子に、「この人、誰か知ってる?」と聞いてみました。

 すると、すかさず、  

 「缶コーヒーの人ですよね」

     

 それは、BOSSですやん!

  

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 桜のピンクが去り、新緑の葉が街路樹を埋め尽くしています。事務所周辺にあるカフェやバーのオーブンデッキで、そよ風を浴びながらの一杯が最高です。お日さまの下で飲食ができる、希少な季節となりました。

201705事務所からの景色も一際明るく映ります。

   GWの営業は暦通りとなります。メール相談なら、連休中も随時受け付けております(返信に2日ほど余裕を下さい)。

 さて、近況ですが、特に変化なく、まずまずの業務状況です。年初から相談会の参加数が例年に比べ振いませんでしたが、先月から好転傾向です。年初の不調は、大手のみならず、中堅法人事務所がリスティング広告で大挙、ネット参入している状況から、相談者・依頼者の分散が原因と考えています。

 現在、ネット上の激烈な宣伝競争から、交通事故被害者は相談・依頼先をあれこれ検索し、選択に悩む時代となりました。やはり、他の商売に同じく、露出の多さ=宣伝力=資金力がものを言うようです。その点、大手法人事務所の優位は続くでしょう。しかし、宣伝費が回っているうちは良いとしても、肝心の対応力・実力が「評判」と言う形でじわじわと効いてくるものです。私達のような小事務所、まして、交通事故外傷・後遺傷害に特化した事務所は、しっかり対応、好実績を重ね、実力を示していくしかありません。

 秋葉事務所の依頼者の一定割合はかつての依頼者様からの紹介です。派手さはなくとも、実力は評価されるものです。地道に良い仕事を継続していくことが、最大の宣伝と思っています。

20110114_9続きを読む »

 先日、会食のため、飛び込みで入った日本橋の居酒屋が地味にすごかった。

 お母さん一人で切り盛りしている。席は16席ほど。「予約しないとダメよ」、来客は次々と入店を拒まれる。

 生ビールのお代わりは同じグラス。いっぺんに料理を頼むと怒られる。メニューにあるものがいつもでるとは限らない。お酒の銘柄はお母さん次第。そんな小粋なお店ですが、素朴な家庭料理ながらどれもみな上手い。簡単な調理であっても味付けのセンスが秀逸なのだと思う。特に馬刺しはどんな高級店を上回る。肉質はやわらかく舌にまとわりつくようで、溜まり醤油と少々のにんにくを添えれば上品な甘みが乗っかってくる。臭みはまったく感じず、肉のうまみだけが喉を通り、箸と杯が進む。

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 焼酎も良質の銘柄あり、赤芋のボトルを入れた。いずれまた来るかもしれない。予約しなければならないのが面倒かな。   

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 かたい記事が続いたので、息抜きを一つ。    相談会では様々な相談者さんがいらっしゃいます。なかには少々おおらかが過ぎる被害者さんもおります。事故で大変な境遇であるにも関わらず、何ら手を打たず、転院すべき病院にだらだら通い、必要な検査も先延ばし、書類提出も遅れ勝ち、加害者への恨みつらみや手前勝手な理屈をこねまくる・・これでは真っ当な解決などおぼつきません。被害者さんもしっかりしなければダメなのです。それを、相談会では特に厳しい口調でたしなめることがあります。

 この叱りにも似たアドバイスを真骨頂とするのが、我らが師匠、交通事故110番の宮尾先生です。遠慮なくズバりと回答、歯に衣着せず、厳しく指導します。しかし、被害者さんによっては、「失礼な!(怒)」と憤慨、後から事務所にクレームが入ってくることが何度かあり、同席する弁護士先生を困らせたこともありました。これも、被害者救済の情熱が沸騰しての結果と思います。 20170112_22

 被害者ファースト!

 厳しい姿勢は大抵、甘えた被害者さんの目を覚ますことになります。関西弁で「ええか、ちゃんと聞け!しっかりせい!」発破をかけられた被害者さんは、ここからキリっと解決に向けて進んでいきます。何故か、そのような被害者さんは、怒られたことを喜んでいるようです。その後もかえって懐いて?、宮尾先生に会うため相談会に通います。   被害者さん:「先生のおかげで目が覚めました!」

宮尾先生:「覚めんでええから、寝とけ」

被害者さん:「ええっ、そんなこと言わないで、次はどうしたらよいのでしょうか?」    ・・こんな調子です。    どうやら目覚めさせてしまったのは「M(マゾっ気)」のようです。    そして、無事に解決するとその被害者さんから、感謝として丁重な贈り物が届きます。   宮尾先生:「先日の○○さんからなんか宅急便が届いたわ」

秋葉:「先生、これぞ、マゾの宅急便 ですね」 zimukumi50続きを読む »

佐藤イラストsj佐藤が語ります

 先日、歯牙欠損の相談を受けましたので、少し自身の過去について書かせていただきます。

 まだ、20歳で飲食店に就職していた頃です。今ではブラック企業と言われてしまうかもしれませんが、平日は12時から25時まで、土日祝日であれば8時から26時まで働いていました。お店まで250ccバイクで通勤していたのですが、帰りに事故に遭いました。事故は22時、小雨が降っていました。山手通りを直進し、246号線に向かって走行していたのですが、前を走行するタクシーが客を乗せるために急にハンドルを左に切ったのです。避けようとしたのですが、バランスを崩し転倒、そのままバイクと一緒にタクシーに突っ込みました。バイクの下敷きになり、自力では起き上がれませんでしたが、目撃者に助けてもらい、救急車を待ちました。全身の痛みはもちろんですが、なぜか鉄の味がしたので、バイクのミラーで確認すると前歯(上部)が二本折れていました。  c_s_k_21  幸いなことに歯の欠損と全身打撲の診断となり、当日に帰宅することが出来ました(医者に伝えても結局分からず終いですが、未だに左の踵の知覚が少し鈍いです)。後日、自宅療養しているところに加害者とタクシー会社の顧問弁護士が菓子折りを持って謝罪しにきてくださいました。両親も立ち会ったので揉めるかと思いましたが、すんなりと解決。示談金は覚えていませんが、25万円くらいが手元に残ったような気がします。今考えると、少々少ないような気がしますが…。

 被害者は治療に専念するだけでなく、相手との交渉や示談までしなくてはなりません。そのときの経験があったからこそ、交通事故の業界で働いてみたいと思うようになりました。秋葉先生に出会ったときは、今の職業をまったく想像していませんでしたが(笑)。

 たとえ後遺症が残らないケガだとしても、誰かが味方になってくれる、一緒に戦ってくれる、代わりに交渉してくれるということはとても心強いことだと思います。実際に、私自身がそう感じますし、ありがたいことに過去の依頼者さんからもそのような言葉をいただきます。  交通事故被害者はこれからも劇的には減らないかもしれませんが、少しでも多くの被害者が円満な解決を出来る様にこれからも日々精進していきたいと改めて思いました。 c_n_8続きを読む »

Cao_Cao_scth 三国志で有名な曹操は、講談・小説の中での悪役のイメージを脱却し、今や時代を変えた英雄として、中国、日本で高い評価をされています。

 曹操は、ダヴィンチに匹敵するような万能の才を発揮したことで知られています。すぐれた兵法家であり、政治家、文学者、発明家としても多くの功績を残しています。曹操は万能の人によくある、ワンマン型のリーダーではなく、終生、すぐれた人材を求め続けました。曹操にスカウトされた有才の人物が、この時代に変化をもたらし、彩りのあるものにしたと思います。おかげで三国志は面白くなったのではないかと。    曹操は家柄や品行にとらわれず、才能ある人材を積極的に求めるリクルート方針を打ち立てました。建安15年(西暦210年)に布告した「求賢令」です。これは、呂尚や陳平のエピソードを例に、「才能を重視し、家柄や人間性にこだわらず、当時身分の低かった専門職の人々も厚く用いる(唯才是挙)」という登用姿勢を公表したものです。

 当時は「郷挙里選」と言って、地方の有力者が管内の優秀な人物を推薦し、官吏として任用するスタイルが一般的でした。試験による登用(科挙)はまだ後の時代です。儒教の影響が濃い時代ですから、評価基準もまず清廉、つまり真面目であることです。さらに、世の常ですが、優秀であってもコネがなければお手上げです。そのような時代に、「家柄、身分、道徳なども気にしない、才能あるもの求む!」としたのですから、破天荒この上ないのです。

 ちなみに例として挙げた、呂尚は有名な軍師、太公望です。周の文王にスカウトされたときは、釣りを日課とするリタイヤした老人でした(逸話ですが)。また、陳平は漢建国に功績のあった軍師・政治家で、若い頃は兄嫁に密通したり、任官した後も賄賂を取ったり、とかく人物・道徳に問題があった人です。しかし、一度重要な役を与えられると必ず成功します。そして、劉邦vs項羽の戦いを決す仕事をやってのけ、最終的には一国を担う大政治家となりました。

 曹操は問題のある人物でも才能さえあれば、野に埋もれさせることを惜しみ、積極的に登用したのです。話が長くなりましたが、秋葉事務所でも現在、求人中です。もちろん、才ある人物が来てくれたらうれしいのですが、そもそも優秀な人の活躍の場は別、吹けば飛ぶような小事務所に来るはずがありません。また、才あっても道徳のない人は困ります。とても「求賢令」になぞらえることはできません。

 やはり、求めているのは真面目な人です。ですから「求堅令」。性根がまっすぐで正直ならば、技術は時間をかけてしっかり教えます。私達の仕事は被害者救済を根幹としていますので、誠実さが絶対条件です。これがなければ間違った道に進んでしまいます。過去、能力がありながらそのような人をたくさんみてきました。邪まな精神や拝金主義では続かないのです。

 しょせん、世の中は金かもしれません。誰しも金のために仕事をしています。しかし、私はそれだけではないと思います。どこかに堅い職業意識や、高い志がなければ、いずれダークサイドに落ちてしまう・・人は弱く、誘惑に負けてしまうものです。だからこそ、お金以外に大事にしているものを持っていなければならないと思います。

 現在、事務所で活躍しているスタッフも真綿が水を吸い込むように、日々、目覚しい成長を遂げています。事務所は真綿のように真っ白で、吸収力のある人物を待っているのです。   

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 何年前だろう・・ハロウィンのライブでのコスプレ。この格好で「ゴーストバスターズ」なんか演りました。Youtubeで探してみたが無くなっていたよう。

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 今日はすみません、これにて。業務日誌が溜まっておりますが、年内で取り戻します。6年間、全営業日更新中ですので、切らすわけにはまいりません。  

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 先週は静岡相談会でした。当地は毎回のようにたくさんのご参加を頂いておりますが、今回は少なめの参加でした。それでも、重傷者や急ぎ対応を必要とする被害者さまの参加があり、1回の相談だけでは済みそうもありません。事務所を挙げて全力でお手伝いしていきたいと思います。    この6~7月、相談会が毎週のように実施されました。毎日のようにご相談、相談会参加希望のお電話を頂き、その期待の大きさに改めて胸襟を正す思いです。

 しかしながら、ご相談者様一人一人の声にしっかり耳を傾け、全件、有効な対策を示すことができたでしょうか?

 相談者の人数が多くなれば、やはり一人にかける時間が限られます。事務所4人と連携弁護士事務所が共同して奮闘していますが、マンパワーの不足は否めないところです。

 交通事故の医療調査員の採用・育成は人選が難しく、非常に時間がかかります。人体数百に及ぶ後遺障害、すべての立証方法を習熟する必要があります。なにより、地域の病院情報に精通し、検査等に誘致できる、これこそ事務所の実力であり、これができなければ何の役にも立ちません。単なる代書作業、書類を右から左へ提出代理するだけの事務所に依頼しても、無意味な出費となります。 20140508  また、弁護士も交通事故に精通するには、数年にわたり多くの案件を担当し、経験を積む必要があります。昨日まで過払い金利息を計算していた弁護士が、急に交通事故の専門家などになれるはずもないのです。被害者にとって悩ましいのは、その専門家の力量を計り難いことです。質問を重ねて、しっかり見定めなければなりません。

 したがって、依頼を受ける側には、相当の専門知識が求められます。その点、手前味噌ですが、研修会の参加を広く呼びかけています(詳しくは⇒お知らせ 第8回 実務講座)。     あと2週間で恒例、東京2日間の弁護士研修会、そして、翌週はお盆休みに突入です。夏休みまでラストスパートのこの時期、行き届かなかったアドバイスを再度、相談者に提供していきたいと思います。そして、秋から新人の採用を計画しています。

 何より、一人一人への対応を丁寧に、被害者救済の基本に返って、隅々に行き届くような業務を心がけたいと思います。  

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 普段できない事務、特にネット関係の作業に苦戦したGWでした。    連休明けもすさまじい量の電話、メールの対応に追われています。また、事務所一同、連日、病院同行で駆け回っています。明らかに経営効率無視の業務が続いています。モチベーションは”被害者さまの窮状を救うため”に尽きます。お待たせしている皆様、もう少しご猶予をお願いします。    くたくたになって事務所に戻る毎日ですが、せめてもの楽しみは打合せを兼ねての夕食です。先日は事務所全員でタイ料理を頂きました。来週は弁護士先生をお招きしてホームパーティーならぬ、事務所パーティーです。    窓を全開、5月のさわやかな風を感じて・・事務所の夕べもいいものです。

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 冬の寒さが戻った3月がスタートしました。事務所は相変わらず、要領の悪さから多忙を極めています。そのような中、依頼者の皆様からお礼状やお志が届きました。この場を借りて御礼申し上げます。何よりの励みになります。

 どの組織も人が増えれば、細部に行き届かなくなるものです。組織化へ移行してまだ1年未満、業務にミスや抜かりのないよう脇を締めてかかりたいと思います。

 そして、今年は数年前のように相談会の開催回数を増やし、より、被害者さんとの面談の機会を作りたいと思います。やはり、電話・メールだけではなく、面と向かって話すことが基本と思っています。血の通った相談がよい解決への第一歩です。

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 これから明日の相談会のために高崎に入ります。高崎での相談会は平成24年以来、実に4年ぶりです。それでも、参加された相談者の皆さんを覚えています。3名様の参加と少なかったのですが、内2名様のご依頼を頂きました。

 まずお一人は、脛骨骨幹部骨折後の足関節の可動域制限で12級を立証しました。もう一人は、事故から数年経過後ながら、鎖骨骨折後の神経症状で14級。いずれも手ごたえのある案件でした。

 それでは、今日は高崎相談会が”想い出深い”理由を語りましょう。      その日の主催・弁護士事務所と時間を合わせて、埼玉から自動車で高崎の会場に入りました。小一時間前に到着し、スーツに着替え待機していました。ほどなく、弁護士さんチームの到着が渋滞で遅れる旨の連絡が入りました。前日は近隣の温泉に慰労会も兼ねて泊まりだそうです(草津にでも行ったのかな?)。

 それではと、一人黙々と会議室の机を並べ替え、相談会に必要な骨モデルや備品を設置しました。 1014210_501755296585499_495301298_n  すると、一息つく間もなく、最初の相談者さまがいらっしゃいました。弁護士さんチームはまだ到着していません。仕方なく、私一人で受付、続いて相談に、あたかも一人で相談会を開きました。相談者さんも「お一人なのですか?」と怪訝な顔です。

 この相談者様が、鎖骨骨折の件です。やや難しい案件でしたが、解決までのプロセスをよどみなく説明、病院に同行して何とかすることを約して、ご契約の意向となりました。相談が終了する頃、ようやく弁護士チームが到着、即座に契約説明・調印となりました。

 続けて2名の相談者様に対応し、冒頭に言いましたように、もう1件もご契約を頂きました。

 到着した弁護士さんチームは私に平謝りでしたが、結果として、よい相談会となりました。

 私にとって高崎は「たった一人の相談会」の地として記憶されています。    012-1

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部位別解説 後遺障害等級認定実績(初回申請) 後遺障害等級認定実績(異議申立)

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