今日は最近事務所内でちょこちょこ話題になる、
睡眠時無呼吸症候群について書いていこうと思います。
なぜこんな話になるかと言うと、
秋葉事務所の秋葉先生が口にするのです。
「最近苦しくて、目が覚める」
「今日は嫌な夢を見た」
そう、睡眠時無呼吸症候群を発症してしまうと、本来体力を回復するために寝ているのに、
呼吸が出来なくなり、寝れば寝るほど疲れてしまう・・・
ところで、睡眠時無呼吸症候群(SAS)と言う名前。
何故ここまで浸透したかご存知でしょうか?
今の社会ではもはや常識ですよね。
おそらく知らない人は絶滅危惧種レベルです。
記憶にある方もたくさんいると思いますが一昔前、山陽新幹線運転手が運転中に居眠りをしてしまった事件。
後の検査で、SASが原因にあたことがわかり、一気に認知度が上がりました。
沢山寝ているのに、常に睡魔が襲ってくる。
寝て起きても疲れが取れておらず、むしろ疲れている。
そんな異変を感じている方、要注意ですよ!
睡眠時無呼吸症候群とは
眠っているときに呼吸停止・低呼吸の状態が引き起こされる病気です。
睡眠時に症状が現れる為、発症していても自覚していない方が多く、
潜在患者数は日本国内で200~300万人にのぼると推定されています。
無呼吸は、医学的に気道の空気の流れが10秒以上止まった状態と定義されています。
無呼吸が7時間のうちに30回以上、または単発で1時間に5回以上確認された場合に、
睡眠時無呼吸症候群の称号が与えられるのです。
本人が感じやすい症状として、日中の強い眠気・夜間の頻尿、無呼吸状態によるさ体内の酸素不足から、朝から頭痛を感じる方は要注意。
集中力・記憶力の低下、寝ている時に起きてしまったり、喉が渇くのが自覚症状です。
SASは日中の活動に影響を及ぼすことはおろか、高血圧・心臓血管にも大きな負担をかける事が報告されていますので、気になる時はすぐに検査をし、今は簡単に治療ができるみたいです!
睡眠時無呼吸症候群 原因
SASは閉塞性と中枢性の二つがあり、原因も違います。
閉塞性
名前の通り、睡眠中上気道がふさがって発症します。
・首周りの脂肪による閉塞
・扁桃の肥大
・鼻の奥のリンパ組織の肥大
・舌が気道に落ち込む
中枢性
脳による呼吸のコントロールがうまく効かなくなることが原因です。
呼吸中枢は脳の延髄。
アントニオ猪木の延髄切りを受けたら間違いなく睡眠時無呼吸でしょう。
睡眠時無呼吸症候群 検査
まずは、自宅で実施することも可能な簡便な検査です。
血液中の酸素濃度を調べるパルスオキシメータと呼吸センサーを装着して、睡眠時の呼吸状態を評価するスクリーニング検査を実施します。
ここでSASの疑いがあれば、初めて1日入院です。
ポリソムノグラフィー検査と言う方法で、脳波・眼電図・筋電図から眠りの深さや睡眠の質などを判定し、口鼻・胸部・腹部の呼吸運動センサーで呼吸の状態を評価します。
睡眠時無呼吸症候群 治療
主な治療としては、夜間のマウスピース・自宅でできる機械による呼吸療法・オペです。
呼吸療法の機械は、寝る時に酸素マスクのようなものを付けて寝るのですが、
レビューなどを見ていると、全然装着感も無いらしく、非常に寝起きが楽みたいです!
自宅でできるように病院がレンタルしてくれるらしいです。
しかも保険適用なので安心です、是非気に成る方はCPAPで検索してみて下さい。
PPAPじゃないですよ。間違えない為コピペしてください。
ちなみに手術は、扁桃肥大などでどうしようもない時などは適用になるみたいです。
いかがだったでしょうか?
では今日はこの辺で、皆様に上質な睡眠が訪れますように。