この1~2年のカレンダーをみますと、休日が多くなったと思います。昭和のカレンダーと比べれば一目瞭然です。昭和の土曜、普通に会社や学校は半ドンでしたが、現在は土日連休が浸透しています。年間の祭日の数も増加間違いなしです。右肩上がりの経済成長無き現在、かつての猛烈な労増時間は減少、これからは時短とワークシェアリングの世の中です。すでに、その形はできていると思います。労働時間が減るのですから、当然にサラリーマンの平均年収は下がります。また、非正規労働者の割合は増加の一途と思います。
現在進行形で労働環境が変化する中、中小企業の生き残りは、労働者の確保に尽きると思います。既に建築業界は慢性的な人出不足です。それを補うために、技術の伴わない雇用、象徴的には非正規雇用でしのぐのですが、これが増えると仕事の質が下がり、長期的には受注の減少に向かうというジレンマはよく聞きます。何事もバランスを保って成長が大事と思います。とくに私達の場合、被害者さまの権利がかかっています。重傷者の場合は本人とその家族の人生がかかっているのです。効率を求めた安易な仕事などできません。要領よく・・が難しい業種と言えます。
仕事の質を保つことに加え、私共のような特殊な仕事はいかに受注を確保するか、これが通年のテーマです。コロナ下で交通事故が0になったわけではありませんが、経済が停滞すれば相談数は減少します。さらに、病院絡みでは何かと手続きが進まなくなります。
昨年からのコロナの影響をひしひしと感じています。仕事の結果が半年後の私達にとって、正念場は来年と思っています。いずれトンネルは抜けると思いますが、今はひたすら我慢でしょうか。そして、回復の折には確実に成果にすべく、今は仕掛けを着々と進めているところです。