大学時代、剣道部の関西遠征で訪れて以来となります。当時は夜行バスで一晩かけて移動したものです。今日は新幹線のぞみに乗って3時間で着きました。北口を降りると駅前通りの先に白鷺城、日差しをまばゆく反射しています。30年前の姫路城はリニューアル前で、黒ずんでいました。
ご依頼者さまとの待ち合わせの間、駅内のジオラマに見入っていました。江戸期の城郭は大なり小なりこのお城を参考にしていると言われています。
肝心の医師面談は遠路に関わらず面談拒否、診断書も記載拒否、それでも被害者さんとじっくり打ち合わせができましたので、無駄ではありません。事故受傷と陳旧性病変の因果関係が問われる症状でしたので、医師もうかつに診断書を書けないのでしょう。これは、交通事故外傷を扱う私達にとって日常茶飯事です。できるだけの方策を駆使して、より良い解決を目指します。
医療調査の目的ですが、まず「事実」を示す医証を確保することです。しかし、交通事故と言う理不尽な被害にあった被害者さんにとって、加害者側となる相手保険会社からの一方的な回答、それが「事実」としても、簡単に受け入れられるものではありません。相手に言われるまでもなく、検査をしっかり行い、医師の見解を仰ぎ、手間と時間をかけることが、納得につながります。
これは、私がかつて損保のお客様から教えられたことですが、
「人は説得されたくない生き物で、納得したい生き物。」
そのような意味からも、被害者側の医療調査は被害者の心に寄り添うものです。被害者の実利はもちろん、納得の為に秋葉事務所が動く事もあります。
本日は日帰りですので、立ち寄ることなく、夜の新幹線で東京へ戻りました。疲れは 車中の睡眠で解消します。