どーも、金澤 炭治郎です。 今日から大ヒット「鬼滅の刃」に便乗です!
最近少し珍しい膝の症状を見ました。
被害者様で、その方は膝の痛み、知覚異常を訴えています。
原因は交通事故により膝を強打してしまった事。
膝の内側のある一定の部分の知覚が薄れてしまい、ずっとぼんやり痺れるような症状と、触ってもあまり感じないと言う知覚異常。
ただ、膝をついたりすると激痛が走り、床に座ったりすることが怖くなってしまいました。
事故から相当月日が経ってもこの症状に悩まされており、
医師からも、治りますと前向きな言葉は出ません。
本人の気持ちになると非常に辛い。
症状はすぐには改善されずとも、なんとか補償を受け、心の面で少しでも楽になって頂きたい。
その一心で今は医証を集めております。
さて、初めてその方のお身体を見た時、自分が施術者だとしたら何ができただろうと考えました。
”膝内側の知覚異常”
ここで自分が考えられるものは
・L4のヘルニア等による神経障害
・強打した部分の末しょう神経が損傷し、知覚異常が起きている。
・強打した部分で血腫が出来て固まってしまい神経を圧迫している。
この3つ位でした。
ヘルニアなら神経誘発検査などで分かりますし、非常に限定的な場所での知覚異常だったので、可能性は低そう。
ならば施術として第一優先順位は末しょう神経に対するアプローチ
血腫が固まっているのであれば、固まった血腫を散らす為に全力を注ぐ。
大きい固まった血腫は手術で取る事が多いですが…
末しょう神経が損傷している場合は、神経の修復を早める為に刺激を与え、周りの筋肉を満遍なく緩めたり血流をよくするような施術。
こんなところでしょうか・・・
膝内側の知覚に係る神経は伏在神経という神経。
その後、伏在神経を調べていると、盲点が出てきてしまいました。
満遍なく筋肉を施術する事で盲点は補えはしますが、
伏在神経が絞扼しやすい部位がありました。
それは、大腿四頭筋内側部分に存在するハンター管と言う場所の存在でした。
昔勉強したきりすっかり忘れていました。
膝強打した際に、筋肉が強縮してしまい、ハンター管が狭くなったままなら?
もしも血腫がそのハンター管の方まで到達していて、小さな塊があったら?
効くかはわかりませんが、試す価値はあります。
ちなみに、伏在神経のような末しょう神経は、ちゃんと原因を取り除いてあげると、
例え損傷していてもちゃんと回復してくれます!
時間はかかりますが、頑張りましょう( ;∀;)
「むーん」(禰豆子も頑張る!)
(さすがにこれはキモい)