どーも、金澤です。
私は以前は整骨院で働いておりました。
ムチウチの患者から腰痛の患者、骨折した後のリハビリ等様々な患者を診てきました。
よく、交通事故にあい骨折をした被害者の方から
「リハビリは通った方が良いですか」
と聞かれることがあります。
例えば骨折後、ギプス固定やプレート固定をしているとします。
病院での治療は、大体固定をしたら癒合するのを待つだけです。
特にリハビリに通わない方もたくさんおられます。
賠償上は一切リハビリに通っていないで可動域制限が出た場合、
それはちゃんとリハビリしなかったからでしょ。と言われることもありますが、
骨折の程度や種類によっては特にリハビリに通わなくても、
12級13号や12級7号を獲得できます。
そこで、特にリハビリに通わなくても等級が付くであろう被害者様からもし、
「リハビリに通った方が良いですか?」
と質問をされた場合の回答は
「絶対通った方が良い」です。
リハビリ施設のある整形外科に通院するとしたら、大体そこにはPT(理学療法士)がいます。
リハビリ内容としたら、電気、超音波・温める(ホットパック・赤外線・マイクロ波)・ウォーターベッド
等が主流になるでしょう。
とても充実した整形は、毎回PTが身体を見てくれてその時にあわせてストレッチやマッサージをしてくれる。
毎回PTが何かしら施術してくれる整形外科は大当たりです。
症状固定後、そして10年、20年先の身体は格段に違います。
電気をかけるだけで回りの筋肉は伸縮しますので、関骨折後の筋力低下だったり筋肉の拘縮から関節が拘縮するのを防げます。
もし超音波をしてくれる整形があったら、確実に骨癒合は早まりますので、した方が良いです。
ただし金属プレートが入っている患者さんは一般的な超音波はダメです。
温める効果。たかが温めるだけですが、骨折の回復は血液が重要になります。
温めて血行を良くするだけで血流が良くなり、治るスピードも速くなります。
できるだけ早く骨をくっつける事で、丈夫で機能障害のない未来の身体を作ることが出来ます。
PTが毎回みてくれる病院にあたったら一番良いと言うのは、
やはり骨折後は、骨折部位の周りの筋肉にもダメージがありますから、そのケアをしてもらえますし、
骨折をすると使う筋肉もかわり、様々な場所に疲労がたまります。
身体のバランスが崩れるので、そこをこまめにケアしてもらうだけで、正しい身体の使い方ができて、後遺症も残りずらいです。
とはいっても、交通事故の後遺症害と言うのは症状固定時期に判断されますので、
そこでしっかりと酷いけがだったと判断してもらい、だけどもその後なるべく少ない後遺症に抑えるためにも、リハビリをしたほうが良いです。
毎日通う必要はありませんが、週に1回、2週に1回でも通う事で、10年、20年後の身体は間違いなく良好です。
下肢の怪我だったらなおさら、歩き方などが変わると変形関節症の原因にもなります。
定期的にPTに歩き方などを見てもらい、指導を受けるようにしてくださいね。