シリーズ再開!
前回まで ⇒ 話題の変わり種保険、続々 ③ 弁護士費用保険 その専用商品比較
初回 ⇒ 話題の変わり種保険、続々 ~ 少額短期保険とは?(プロローグ)
少額短期保険会社の専用商品など、旧来にはない新種の保険・補償内容や、従来の特約を専用商品化したものなど、まだまだたくさんあります。シリーズを続けましょう。
レスキュー費用保険(捜索・救助費用保険) ABC少額短期保険
コロナで急増の山岳遭難に
登山やアウトドアは高リスク 民間捜索費用だと、なんと1時間50万円!
コロナ禍でアウトドアブームが続くなか、登山やアウトドアスポーツ中に遭難するケースも想定、捜索・救助にかかった費用を補償します。山岳遭難ではヘリコプターでの搬送など大きな費用が発生する場合があり、年間4000円の保険料で最大300万円を補償します。
<補償の対象>
○ 対人費用・・・捜索・救助活動に従事した人の人件費・日当など
○ 対物費用・・・対人費用以外の装備費・保険料・交通費・食糧費など
○ ヘリコプター運航費用・・・ヘリコプター運航にかかる一切の費用
○ 捜索・救助対応費用(定額5万円)・・・ご家族の駆けつけ交通費や被保険者の治療費等
以前から国内・海外旅行保険の一特約でした救援費用の専用商品です。従来の特約に比べると、以下の特徴が挙げられます。
1、遭難原因を問わず補償
遭難原因は、滑落などの事故に限りません。道迷いや持病の悪化など、不注意や病気による遭難も補償します。登山はもちろんのことスキーや渓流釣りなど、野外活動(海での活動を除きます)中の遭難を補償します。
2、1年契約
保険期間は1年ですので、一度の契約手続きで補償が1年間継続します。登山の度に煩わしい手続きが要りません。国内・海外旅行保険でも半年以上の長期契約がありますが、その旅ごとの契約と手続きが普通でした。
3、既往症や年齢の制限なし
登山中、持病の悪化でもOKの保険ながら、契約前に持病や障害があっても契約可能です。もちろん、治療費まではこの保険の対象ではありません。あくまでの救助費用に対して支払われるものです。
「日本国内での野外活動において」との条件ですから、流行りのキャンプ中の事故でもOKと思います。しかし、通常、管理されたキャンプ場では、すぐに(無料の)救急車を呼べますので、遭難・救助活動までは生じないと思います。