警視庁発表の統計データとして、集計が進んだ令和5年は以下の通りです。
莫大な数と被害、おそらく日本は突出していると思います。最近のニュースでも、国内の監視を逃れる為に、アジトがフィリピンやミャンマーはじめ東南アジアに移転、そこで詐欺会社を中心とした都市まで形成されています。電話やネットを利用した特殊詐欺は、今や一大産業に発展しているのです。
警察の対策は、もっぱら、危険の呼びかけなど周知運動です。狙われているは独居の高齢者です。同居家族の注意が及ばない高齢者が、巧妙化する詐欺に独力で抗することは難しく、周知運動の声が届きづらいと想像します。根本的な対策が望まれますが、治安の悪い国や地域に地盤を持つ詐欺グループを、外国の警察が摘発することは困難です。
毎日、詐欺メールがたくさん届いています。都市銀行、郵便局、カード会社、携帯電話の会社、あらゆる有名会社を語った詐欺メールです。通販でもama〇onが多いようです。会社内部の悪人が、顧客データ(メールアドレスなど)を売っているのでは?と疑ってしまいます。メガバンクの銀行員が貸金庫に手を付ける世の中ですから、大手企業であっても信用でません。
巧妙な手口として、ちょうど宅配便を待っているときに、クロ〇コさんなど名前の知れた会社から、不在メールが届きます。「再配達の為に入力して下さい」と、個人情報を盗むのです。こりゃ、だまされる人は少なくないなと思います。
業務として保険金に関する詐欺に注意が必要ですが、それはあくまで少数です。その何百倍も特殊詐欺がふれています。嫌な社会になったと思います。