先日のメールフォームで触れました「弁護士費用特約」について。
発売してから6年ほどでしょうか、まだこの特約を自動車保険についけている方は30%程度との統計を目にしました(特約を販売している会社と販売していない会社もあり全体統計がとれていません)。内容もよく周知されていないようですので少し詳しく解説します。
■ 保険契約者 (契約者本人だけではなく、同居の親族、別居の未婚の子、契約自動車に搭乗中の方を含みます)が、
1、歩行中、自転車搭乗中、他の自動車・バイクにより、ケガや物(自転車・持ち物)へ被害を受けた
2、自動車・バイク搭乗中、他の自動車により、ケガや自動車・バイク、車内の所持品へ損害を受けた
3、他の自動車のにより家屋に被害を受けた ・・・車が家や商店に飛び込んできた事故です。
■ この場合、相手への損害賠償請求について、
・弁護士
・司法書士
・行政書士
・裁判所
・斡旋・仲裁機関
に対して委任または相談を行った場合に負担する費用を支払います。
ただし、保険会社の同意を得て支出した費用に限ります。
■ 保険がでないケース
・相手に損害賠償責任がない。 悪くもない相手に「単なる言いがかり」、ではダメです。
・自分に重大な過失、犯罪、故意、自殺、飲酒等があれば当然ダメです。
■ 限度額は、
○ 法律相談費用 10万円
○ 費用保険金 300万円
■ 掛け金は、
月々140円/年間1600円 程度が各社標準です。
どうでしょう?被害事故で相手と単独で交渉するのは心身ともに大変な労苦となります。
事故相談の時に「弁護士費用に入っていますね。これで行政書士や弁護士に頼めますよ!」と言った時、相談者の皆さんの安堵の表情がすべてを語っています。