古くなった輪ゴムはすぐ切れますよね、腰も同じです!
金澤です
前回は腰痛の主な分類を前回書きました。今回はその中でも特に多い筋肉からくる腰の痛みについて書いていきます。慢性腰痛・ぎっくり腰共にこの筋肉からくることが多いです。
腰痛と言うと、よく「あら~あなた運動不足ね」などとよく聞くかと思います。間違ってはいないのですが、ではなぜ運動不足から腰痛になるのかを具体的なイメージをして理解している方はあまり多くない気がします。普段筋肉は輪ゴムのように伸び縮みしていて、非常に伸縮性のあるものなのです。そして骨と骨をつないでいる組織でもあります。
まず運動不足・長時間の同じ姿勢(デスクワーク等)・長時間の緊張(オーバーワーク)が続くとどうなるか…
⇒ 関節と筋肉が固まってきて、関節の可動域が少なくなってきます。
そうなるとどうなるか…
⇒ 筋肉は動かないと伸縮性が悪くなるのです。(つまり固まって伸び縮みしなくなります)
では、固まると何が起こるか…
⇒ 筋肉が拘縮してくると、筋肉内の毛細血管が圧迫されはじめ、筋肉を回復させる血液が遮断され始め、その筋肉はさらに回復力を失います。これが鈍痛の始まりです。
⇒ 回復できなくなった筋肉は悪化し、次第に筋肉内の神経が圧迫されます。
ここから腰痛がどんどん増していきます。
⇒ 次第に負のスパイラルに陥るようになるのです。
ちなみに、この負のスパイラルが続き、筋肉の伸縮性が失われると、 筋肉は古くなった輪ゴムのようになるのです。後は想像通り・・・
古い輪ゴムは少し伸ばすだけで切れる通り・・・
筋肉も何かちょっとした不意の動作で延ばされて、プチっと切れるのです。
そうです、これこそが魔女の一撃「ぎっくり腰」の代表例です。
次回は腰痛の治療についてお話していきます。
次回予告~この治療なら1回でぎっくり腰を半分以上良くできる!~