緊急事態宣言下、出張立ち寄りもなく、遠征を控えているところですが、ストックされた過去の温泉をレポします。群馬の地味な温泉ですが、知る人ぞ知る、好温泉・良旅館です。

 渋川・伊香保インターを降りた車の流れは、吾妻川沿いの353号線上を延々と西に向かって走ります。およそ、草津温泉を目指す車でしょうか。ただし、吾妻川沿いには、八ッ場ダムで有名となった川原湯温泉があり、他にもいくつか1件宿の温泉が点在しています。その一つ、以前から知ってはいましたが、草津往復でパスが多かった鳩の湯温泉です。その隣には温泉テーマパークとして群馬で名を馳せた薬師温泉があります。この二つに浸かれば、マイ温泉マップの群馬西部は色が塗られることになります。

風情のある一軒宿、関東一円に根強いファンがいるようです。

続きを読む »

 今年は新型コロナのせいで、会社や地域の行事は軒並み中止・縮小・対策ありと、制限を強いられました。感染者が増加の一途である現在、年末年始の行事は総倒れの状態ではないでしょうか。    そもそも、会社の行事などは嫌々参加するものでした。昭和は、楽しみにしている人がそれなりに存在、平成は、付き合いだから仕方なく参加、令和は、「それって参加すると時給でますか?」に変化しているとすら思います。 私は昭和世代ですが、会社の団体旅行はじめ、新年会、送別会、お花見、暑気払い、忘年会・・会社行事はできれば参加したくないものでした。そこは、日本人の同調圧力に屈したものです。

 ところが、平成以降、会社の団体旅行は衰退の一途だそうです。付き合い、同調圧力は徐々に低下、半ば強制参加だったものが、最近では参加強制=パワハラに発展する危険すらあります。例えば、昭和は社員旅行全盛だった熱海ですが、今や団体客は1/4にも低下したそうです。代わりに個人客、小グループ向けに客層を変換して、熱海ブランドは生き延びています。一方、栃木の鬼怒川温泉はその変換が遅れて、衰退の憂き目だそうです。廃業した温泉ホテルは解体せずに放置、今や肝試しスポットになっています。温泉街が象徴的で、世の中が「団体から個」に変化していると思います。     一人でゆっくりがいい!    もしかしたら後年の評価で、今年がその完全転換の年になるかもしれません。なんとなく伝統的に継続してきた団体行事が、コロナ下での中止をきっかけに、いつの間にか廃止となる会社も多いのではないでしょうか。昭和の終身雇用時代、会社は家族に次ぐ第2の共同体、社員は皆家族でした。今や非正規、契約社員の比率が増えて組織が分断・階層化し、経営の効率化・合理化の流れは止めようもなく、給与も出来高評価が進んで所得格差が拡大、そして、このコロナ下、テレワークや自宅業務でもほとんど問題ないことが実証されてしまいました。会社括りの人のつながりが希薄になって当然です。    それは、かつて会社行事大嫌いの者にとって、ついに到来した理想的な社会かもしれません。しかし、昭和の郷愁を知る私の世代は、すべて自由では却って面白くない。付き合いだから仕方なく嫌々参加する行事がたまにあっても、それも一興と思います。かつて、会社行事に文句たらたら参加ながら、数々のドラマがあったような気がします。上司や後輩、同僚の、仕事中とは違った顔を見る機会でもあります。何事も有意義な時間とするか、無駄な時間とするかは本人次第なのです。     逆説的ですが、その面倒な人間関係があって初めて、会社・組織から解放された自由を強く感じるものと思います。令和以降の世代にとっても、罰ゲームのような会社付合いが一つ位残ればいいなと思う次第です。   

 

続きを読む »

 それでも、重傷者の窮地を計れば、判断せざるを得ません。申し訳ないのですが、万全の準備・消毒を徹底の上、行ってまいりました。    後遺障害等級を複数追う案件です。どうしも、併合で等級を一つ上げたい。それが本件のミッションです(詳しくは半年後位の実績で紹介します)。

 同行した病院は2軒、受付で(東京からの)名刺を提示しました。振り返ると私が触れた所を念入りに消毒しているような・・気のせいでしょうか。     さて、岩手県へは人生初上陸です。土曜日の病院同行でしたので、翌日は恒例の出張立ち寄り湯です。狙いは夏油温泉(げとう温泉と呼びます)。二日間ずっと雨が降りしきりでしたが、湯に浸かれば雨など関係ありません。

 連日の雨、コロナの影響でお客さんもまばら。ここでは以下、7つの湯をコンプリートするのがミッション ↓ (女性専用:滝の湯と豪雨で橋を外した:目の湯を除くと5つになります。)    なんと4つの露天風呂、すべてが足元湧出!!!!、新鮮な生まれたての湯に包まれる至福の瞬間を味わいたい。しかし、全湯制覇で最大の難関は夏油温泉の顔とも言うべき「大湯」です。最も成分が濃く、数百年間、湯治の為にこんこんとわき続ける夏油のレジェンドです。平均47度に達する湯温は生半可な温泉好きを寄せ付けません。この日は、多分46.5~47°位、湯舟はまさに熱湯風呂。

(「押すなよ、押すなよ」)と心でつぶやき、湯に浸かるも1分が限界、これを数回繰り返します。全身はヒリヒリ真っ赤、とくに足の爪の痛さに悶絶、「これで体に良いのか?」などと言ってはいけない。

 激熱以外の感想は、色はゆらゆら感のある透明、味は薄塩えぐみなく、香りは弱硫黄臭、浴感はph中性もややピリピリ。パワーを秘めた塩化物泉と言ったところでしょうか。    続いて疝気の湯に移ります。豪雨による川の増水で泥水が混入、38°程度まで下がっています。これなら30分も入っていられます。翌日は美しい湯花が漂うクリアな姿を取り戻し、42°の快適さ。薄塩味とかすかな鉄臭、弱アルカリ性のなめらかな浴感を堪能しました。

 尻下からわずかの振動(ボコッ)を感じると、湯が気泡と共に背中を転がりながら登っていきます。まるで全身が地球に溶け込むよう。泉質に限らず、足元湧出に勝る湯はありません。

 視覚では、新緑の渓谷美を堪能したいところですが、目の前2m先に茶色の濁流がごうごうと流れていく、これもかつてないスリリングな入湯となりました。

 続きを読む »

 週末は超久々に温泉宿に2日間逗留、色々と思索にふける。天気は雨のち曇り、時々晴れ、土砂降りでも温泉さえあれば無問題です。

 真夏でもクーラーを控え、窓を全開、廊下のドアも解放する。窓下の渓流からマイナスイオンたっぷりの涼風が10畳の和室を突き抜けます。

 宿の従業員さんも配慮あり、布団の上げ下げやタオル・お茶取替え不用を守って、できるだけほって置いて下さる。実に自由気ままな時間が過ぎていきます。

 しかし、私以上に自由気ままな奴が宿にいた。それは開いたドアから、何の挨拶も無く部屋に侵入してきた。  

すかさず、秘密兵器を取り出す。CMを観て、1度やってみたかったチャウチュールである。

続きを読む »

 片付け事や所用で過ごした連休ですが、いずれの作業ものんびりと休息をとりながら遅々と進めました。激務の狭間にインターバルを取ることが出来たと思います。インドアの10日間ながら、まったくお出かけしなかったわけではありません。少し報告します。

 連休となれば都内の小スポットを探訪するのが恒例です。温泉ですと東京湾沿いは黒湯がお馴染みですが、その黒湯と塩化物泉、二つの源泉をもつ武蔵小山温泉 清水湯に初の入湯。比較的空いている都内ながら、やや混んでいました(お湯のレポートは割愛)。

 ここでは、湯上りの商店街散策が印象に残りました。有名な通称パルム商店街、戸越銀座と並ぶ、都内屈指のショッピングストリートです。日本各地で失われつつある商店街ですが、ビル街から隔離されたかのような都内の商店街は味わい深いものがあります。

 湯上りの体を冷ますに丁度良い気候です。そぞろ歩くに1時間半、様々なお店を見て回りました。定番の雑貨屋や飲食店が並ぶ中、ペットショップが3軒もありました。道行く人もペット連れが多いような・・。しばし昼寝中の豆柴の寝顔を眺めた後、閉店セールのCDショップで檄安CDを買って、さらに中古家具屋でうろうろ。その後、少々くたびれた中華料理店でご飯食べて・・腹ごなしにUFOキャッチャー、 戦利品(↓)をリュックに押し込んで帰宅しました。

続きを読む »

 日曜午後は浅草に。ここでは江戸時代から続く蛇骨湯がマストです。雷門を過ぎて、仲見世通りを進み、奥の路地にひっそり位置しています。相変わらずわかり辛い。数年前の改装以来では初、それこそうん十年ぶりの入浴です。  

 改装後はサウナ、ジェット水流、電気風呂などの設備が増えましたが、銭湯の情緒は不変です。スーパー銭湯では絶滅種の刺青さんも頻繁に見ることができます。ここの特徴はなんと言っても黒湯です。今では珍しくなくなりました黒湯は、関東平野の沿岸部のどこを掘ってもたいてい湧出します。黒湯は火山性の温泉と異なり、古生代に埋もれた草や木の葉の成分が地下水に溶け込むことによりできた温泉です。水脈の深さによって地熱に温められ、お湯になります。比較的、近年の採掘では高温の水脈まで彫りますが、昔の採掘では深く掘れないので、ほとんど冷鉱泉です。成分は主に「メタけい酸」及び「重炭酸ソーダ」、黒褐色澄明、微塩味無臭です。ペーハー値は中性に近いようですが、浴感は独特の軽さ、まろやかさを感じます。飽きの来ない湯といえるでしょう。まさに温泉銭湯です。

 2時間の長湯を経て出口に、これから入浴の欧米人と入れ違いました。ここは世界中のガイドブックに載るスポットでもあります。次いで、風呂上りの一杯を目指して、そぞろ歩き。かつてはストリップ、今はお笑いで有名なフランス座を過ぎると、真昼間の飲み屋街で有名なホッピー通りに。テレビの競馬中継に混じった酔客の喧騒で溢れています。競馬をやらない私も、末席にひっそり佇み、煮魚をつつきます。    浅草は歴史と猥雑さと下町情緒と、B級の刺激に満ちた極彩色の街です。今日も良い午後だった。明日からも頑張ろう。    

続きを読む »

 1年ぶりの熊本出張では、休暇を前乗りに、念願の黒川温泉に宿をとりました。    温泉街全体を一つのテーマパークに見立てる手法、これを全国に広めた黒川の功績は有名です。例えば、大型ホテルや近代的な建物を排した景観、温泉手形(各宿のお風呂を利用できます)など、これらは黒川モデルと呼ばれ、個人マーケットや外国人客で復活した温泉地の共通項です。従来の社員旅行や、町内会等の団体客を主体とした温泉地は衰退の一途です。これを脱し、温泉客の動向を「団体から個へ」と読み取り、リアルな素朴さを提供、集客を盛り返しました。この発想と、温泉街の設計は東京ディズニーランドを参考にしたそうです。

 現代人が温泉に求めるものは何か? それは、「癒し」であることに改めて気付いたのでしょう。マーケティングの出発点はニーズを探ることですが、答えは意外とシンプルなのかもしれません。

  

 黒川の泉質は鉄泉、塩化物泉、硫黄泉と、宿ごとに違うようですが、マニアが唸る特筆すべき泉質はないようです。地震の影響で微妙に泉質が変化し、新たに成分を分析する必要があるとのことでした。

 どの宿もお風呂の造形に力をいれているようで、造りは温泉街に同じく、自然回帰をテーマとしているようです。

 続きを読む »

 久々の仙台出張です。翌日は秋分の日なので、思い切って鳴子温泉に逗留、休暇としました。恒例の温泉レポートをさせていただきます。    鳴子温泉郷は国内で大別される11種類の泉質のうち9種が揃う、温泉銀座です。7年前は鳴子温泉駅から川渡温泉まで歩いて湯めぐりをしました。今回は共同湯マニア垂涎の「滝の湯」をメインにすべく、宿はその隣、これまた温泉ファンに人気の「ゆさや」さんに宿をとりました。鉄筋コンクリートのホテルが並ぶ中、「風情」という賜物を得るために、古い木造二階建ての旅館には何としても泊まっておかなければならないのです。  2016092212430000  そして最大の恵みは、白濁の硫化水素(≒硫黄)泉が、ゆさやさんの「弱アルカリ性」と、隣の滝の湯の「酸性」と、交互に堪能できるのです。  2016092212430001続きを読む »

 今、大河ドラマで話題のスポット、真田 信繁の上田に出張です。駅前のビジネスホテルではなく、『真田太平記』の舞台でおなじみ、別所温泉に泊まりました。

 案件は交通事故ではない、傷害事故ですが、後遺障害の立証についての作業は同じです。いつも通り、追加検査を依頼し、ドクターと打合せをして完了しました。しかし、夜7時半を過ぎてしまったため、宿の夕食に遅れてしまいました。(ご迷惑をおかけしました)

 別所温泉までは、小説では上田城から騎馬で一っ走りの距離です。現代は車で30分弱でしょうか。部屋は写真の通り、真田一色!

2016042715460000災害時にはこの兜をかぶって避難?

 さて、温泉ですが大好物の硫黄泉です。香りは薄卵、味はこれまたゆで卵の白身、ph値は8~とややとろみ。筋肉痛、創傷の終期回復、疲労回復に効果がありそうです。病院でリハビリするよりいいのでは?

 小説でも傷ついた忍者、武者が度々浸かっていました。それと、ここの温泉は「源泉のまま」です。無循環・無加水・無加温・無塩素の4冠達成!この4つを達成している温泉は、全国20000を超える温泉施設でも3%ほどと言われています。 2016042810210000続きを読む »

 所用の帰り、上野を散策。夕日のオレンジ色に染まった不忍池を左に動物園通りを進みます。上野動物園を抜けると、急に下町風情漂う路地に入ります。ようやく目当ての屋根瓦が見えました。1931年開業、ついに六龍鉱泉に入湯です。

270912rokuryou この入り口だけで期待は否応なしに高まります。  泉質は重炭酸ナトリウムを多く含む、都内随所にみられる黒湯系です。温泉と違い、鉱泉なので沸かしています。鉱泉銭湯と呼ぶべきでしょうか。  当然ながら地元の入湯客ばかりです。しかし、湯船にひしめいている様子はなく、洗い場に張り付き、せっせと体を洗っていたり、ひげを剃っていたり・・その理由は湯船に入ればわかります。湯船は2区画で左がジャグジーの気泡、右が熱湯です。温度を言いましょう。左が45度、右が47度です。これは罰ゲームレベルです。熱さでは赤羽の銭湯がトップクラスと思っていましたが、ここが都内一でしょう。なぜなら45度の湯船も気泡の噴射によって体感1度は上がります。そして、この二つの湯船以外ないのです。やはり、皆1分浸かる程度で、湯船はいつもすいています。

 湯船の縁に手をかけ、心の中で「押すなよ、押すなよ」と二度つぶやいてから一気に湯船に身を落としました。(ちなみにダチョウ倶楽部でお馴染みの熱湯風呂、50度設定ながらスタジオでは48度に下がるそうです。)

 ゆっくり疲れをとる湯ではありません。まさに江戸っ子のせっかちな気質を体現、気合を入れる湯です。

 銭湯を出ると既に夕闇迫る路地、真っ赤になった手足をさましながら歩きました。自動車も通れないようなせまい路地をくねくね進みます。ふとイスタンブールの旧市街を思い出しました。下町の路地は世界共通の雰囲気を持っているのでしょう。

 まだ熱気は冷めていませんが、迷うことなく根津駅にでました。あとは地下鉄に乗って帰るだけです。  

続きを読む »

 今月の札幌出張は病院同行です。

 長い治療期間、骨折の治療でいくつかの病院に通いました。毎度のことですが肝心の高次脳機能障害は十分な検査が成されていません。訪問した病院では既に主治医は転勤しています。それでもまず、最初の脳外科に戻って必要な検査の実施について検討しなければなりません。

 運よく、代わりの医師は高次脳機能障害の評価に速やかに応じていただけました。続いて最後のMRI検査を経て、言語聴覚士の先生と神経心理学検査の選択について打合せをしました。ここで検査について「何をどこまでできるか」を確認、短時間ながら綿密な計画を策定します。最後に医事課と一括対応の継続について調整、これにて被害者は高次脳機能障害の立証に向けてレールに乗ったことになります。飛行機代をかけてまで随行するのはこのような流れに誘導するため、現場で話をつけることが最も確実だからです。      coordninate     それでは恒例の温泉立ち寄りをレポートします。千歳空港から50分足らずの登別温泉に泊まりました。ろくに夏休みを取っていないのでよい休暇となりました。宿はビジネス利用っぽいホテルですが、高層階からの山々が美しい。 2015082104430001  温泉ですが、「源泉かけ流し」をうたっているホテルであっても多少は温泉を加工しています。大勢の宿泊客を受け入れる宿では循環式が普通です。循環を用いず、かけ流しとしながらも加水や加温、止む無しでしょう。やはり、お湯は香りも味も薄く、勢いがありません。そこで公共浴場「さぎり湯」を目指して温泉街をそぞろ歩き。ここでは引き湯を工夫して自然な温度低下を心がけているのか、硫化水素のパワーを感じることができました。硫黄臭は濃厚、味はレモン、酸性ながらピリピリ感は薄く、マイルドな湯ざわりです。  久々に「これぞ硫黄泉!」を堪能しました。湯上り後に着たシャツに火薬の匂いが残りました。

 続きを読む »

東武線のポスターでもお馴染み、鹿又川の川沿い露天風呂を誇る明賀屋さんをレポートします。宇都宮での病院同行を終え、慣れないレンタカーで八方ヶ原ルートを走破し、夕闇迫る宿へ到着しました。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA翌朝、お目当ての露天風呂を目指し、およそ80段の階段を下りました。(こりゃ帰りが大変だ)

渓流沿いまで降りる階段と言えば、那須の雲海閣、福島・土湯の不動湯温泉(残念ながら昨年、火事で焼失)が印象的です。こちらもなかなかの風情でした。

そして、写真の通り、渓流と一体となったような湯船が眼前に。塩原の有名どころはほぼ制覇したつもりですが、ここだけが未湯だったのです。

続きを読む »

 先日から栃木の病院3件です。日帰りの距離ですが、さすがに夏休み返上のツケがきたのか体調不良、夏の疲れがどっと圧し掛かっています。無理せずに塩原温泉に逗留、プチ湯治とします。

 お待たせしている皆様には申し訳ないですが、体を壊す前のメンテナンスをどうかご容赦下さい。事務所は私が不在ですが通常通り営業しております。

 後日、恒例の立ち寄り湯をレポートします。

sionoyu  

続きを読む »

 珍しい温泉銭湯です。正確に言えば地下から汲み上げた鉱泉の沸かし湯です。泉質は塩化物泉、よく温まります。

 この銭湯は湯船が3区分されていて、向かって右から温泉、白湯(ジャグジー)、真水です。それ以外は洗い場のみ、壁絵もありません。そして湯船は深めなので、座ると顔がもぐってしまいます。したがって湯船につかまり、しゃがみ込むように浸かります。  塩化物泉でなおかつ湯に含まれる成分がほどよく体液に近いと、浸透圧の関係から体に染み込むのかよく温まり、湯冷めしにくいのです。ここの湯はまさに温まりの湯です。あっという間に汗が噴き出してきます。なるほどそれで真水槽と交互に入るのか・・サウナの効果も望めそうです。

 平日なので程よい人数、先客2人が湯に浸かっていました。手早く体を洗い、2人の横に並んで湯船に滑り込みました。しかしよく温まる・・・あっという間に指先までジンジンしてきます。しかし先に入った横の二人はなかなか湯を出ません。正面から見ると3人とも湯船のへりに両手でつかまり、顔だけだして並んだ状態です。ここで熱い湯が大好きな江戸っ子根性がもたげてきます。後から入って先に出るのはちょっと悔しい。2人が出るまで粘り続けました。5分ほど経ったでしょうか、こんなところで何を張り合っているのか、と自問が生じてきました。限界ではないですが真水槽にチェンジしようと立ち上がりました、すると横の2人もぴったりのタイミングで3人共揃ってザーッと立ち上がりました。しかも二人は見事な総刺青!

 内心「うっ、なんでこんな時に呼吸がぴったり合うんだよ!」、まるでドラマなどで観る「塀の中での入浴シーン」です。何故かこの後も真水に浸かる時間、洗い場で体を洗う時間、妙にシンクロし続けました。

その後、何人か入浴客が入ってきました。もちろん皆、地元の顔見知りなので、和気藹々と世間話が続きます。完全にアウェイ状態でしたが、地元民の会話に耳を傾けるのも旅情の一つです。小一時間の入浴を終え、小雪がちらつく道を急ぎ足でホテルへ。なんとかぽかぽかが持続、やはり冷めなかった。これなら冷たいビールもいけそうだ。

 壁絵はなくともボディペインティングが鮮やかな今回の立ち寄り湯でした。

続きを読む »

 甲府に泊まるのは毎回駅前の東横インでは味気ない。幸い車で10分で湯村温泉がある。今回の山梨遠征はここに。

 旅館 明治は明治元年開業の歴史ある宿、太宰 治が逗留したことでも有名です。執筆した小説は「正義と微笑」、「右大臣実朝」の2編だそうです。

 泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉(低張性弱アルカリ性高温泉)、PH値8.24 。柔らかな浴感、ぬめりが心地よい。外傷では抜釘後の傷を治すのに適当と思います。

 平日なので宿に宿泊客は見当たらず、温泉を独り占め。夕食ではワインを空けて、事務もそこそこにそのまま朝まで爆睡。ウグイスの鳴き声で起床。キツイ日程の中、ささやかな安らぎを得ました。

 本日の病院は4件、無事に目的を果たしました。帰りに桃をお土産に頂きました。Oさんありがとうございました。

続きを読む »

 久々に自動車を使って遠征です。あいにくの雨ですが、6:30に事務所を出発、まずは茅ヶ崎。昨日サザンオールスターズの活動再開が発表され、FMラジオはサザンが鳴りっぱなし!そして昼食は烏帽子岩の見えるレストランでした。

 その後山梨県南アルプス市へ4時間かけて移動、pm7:00に相談者宅へ訪問ですが、まず今宵の宿、芦安温泉へ。恒例の温泉レポを簡単に。

 無色透明無味無臭、普通泉に近いアルカリ性塩化物です。Ph値9.3のアルカリ性ながらカルシウム成分のせいか、ぬるぬる感をキシキシ感が打消し、ちょうど中性のような肌触りです。泉温も40度の他、ぬる湯の浴槽(38度)もあり、この季節、長時間浸かれ、湯疲れのない温泉です。極端な酸性泉、強烈な硫黄泉などが大好物ですが、疲れを取るにはこのように微妙な浴感と低温が効果的です。例えるなら、高級豆ではなく、香りも控えめだが、癖がなく毎日飲めるコーヒーとでも言いましょうか。結局1時間浸かってしまった。

 朝の濃霧は晴天の前触れか・・

 翌日は朝方の雨も上がり晴天、暑い一日となりました。甲府市内の病院2件を同行し、渋滞にぶつからないよう急ぎ事務所へ戻りました。PM6時を過ぎており、事務処理もそこそこに早めに休みました。明日も早いのでね。

続きを読む »

 週末は長野でした。金曜日の朝から飯山市、午後は上田市、翌日は佐久市と移動します。しかし、長野県は南北に長い!今回は車での移動でしたが、朝は氷点下まで下がったり、日中は20度に近づいたり・・・温度変化もさることながら、各地で桜のつぼみから満開まで季節の変化を楽しめました。

   宿泊地は鹿教湯温泉、名前の通り鹿が教えてくれた?伝説のある温泉です。ここでは桜もまだ3分咲き。

続きを読む »

 長野県の小諸を拠点に、上田、佐久の病院へ被害者同行です。長野県では高次脳機能障害の検査が可能な病院を2か所把握しております。病院の検査体制の確認や医師の協力を乞うためには、ドクターとの面談が「いろはのい」です。また先月の相談会では時間の関係から十分にお話を聞けなかった被害者さん、ご家族と病院内のレストランでじっくり打ち合わせをしてきました。

 この地方も県内有数の温泉地です。駅前のビジネスホテルでは興ざめ、しっかり宿を選びました。

       島崎 藤村ゆかりの中棚荘             ヤギの小次郎がお出迎え

続きを読む »

 今日は山梨県都留市の病院へ。診断書の修正と画像の請求ですが、医師・病院の協力で即日完了しました。埼玉から高速で往復5時間ですが、病院滞在時間はわずか45分、周囲の山にはちらほらと紅葉が・・・このまま帰るのはもったいない!ということで依頼者さんから教わった日帰り温泉に強行入浴を果たしてまいりました。久々の温泉シリーズUPです。

芭蕉 月待ちの湯

 アルカリ性単純泉です。PH9.91の強いアルカリ性の泉質ですが、数字ほどのヌルヌル感はなく、浴感はさらっとしています。香りはやや粘土臭。浴槽は温度別に42°、40°、35°、一番熱くても42°、そして35°は源泉槽です。長時間浸かることができます。  身体・精神共にリラックスをもたらす湯でした。

●泉温  35.4度

●泉質  アルカリ性単純温泉

●効能  神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復

   およそ1時間の入浴後、すっかり陽の落ちた山梨を後にしました。

続きを読む »

お問い合せはお気軽に!

事務所メンバー

「交通事故被害者救済」がスローガン! 病院同行に日夜奔走しています。解決まで二人三脚、一緒に頑張りましょう。

代表者略歴を見る!

部位別解説 後遺障害等級認定実績(初回申請) 後遺障害等級認定実績(異議申立)

今月の業務日誌

2024年11月
« 10月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

月別アーカイブ