都心では古い施設はどんどん無くなっています。昔ながらの銭湯はもちろん、大型化したスーパー銭湯も巨大資本のプロデュースした施設が優勢です。旧いものは廃れ、流行りの美麗な施設に入れ替わっていくものです。
地方都市では、まだ昭和の香がする施設は健在です。今回の飯田出張に選んだのは、そんなスーパー銭湯+ホテルが合体したものでした。昭和っぽさで言えば、宴会場も充実しています。毎度、ビジネスホテルのカラッカラに乾燥した空気や、部屋の半分を占めるベッドに辟易していますが、この施設は和室なのです。同じ1泊5~6千円を支払うなら、断然、和室に軍配です。
その名も地名から名づけられたようで「砂払温泉」。↑ 見た目も激渋の威容です。温泉を名乗るも、温泉法に定める温泉ではないと思います。法整備のない昔から温泉を名乗っているのかと思います。
この日は、東京から4時間余りバスに揺られて飯田駅に到着です。駅からおよそ1kmなので、てくてく歩きましたが、折悪く急な土砂降りに見舞われ、部屋に入るなりシャツとズボンを絞って干すことに。そのまま、浴衣を羽織ってお風呂へドボン。日曜日でしたが、浴室は混雑もなく、のんびり浸かることができました。夕食は近所の町中華で済ませました。
次回の宿泊はどこにするか・・目ぼしい宿が見つからなければ、またここにしようと思います。