金澤です

先日、とある病院へ被害者の資料を受け取りに行った際の出来事。

 

今は大きな病院では、入り口でおでこをあげ、熱を計られる。
37.5度を超えていたら、門前払いなのである。

 

病院の予約があったのか、少々肥満気味の中年女性が走って病院に来た。
2列になっていて、丁度私の隣あたりに並んでいた。
体温計測待ちの列を、若干イライラしながら待っている様子。

 

私と、プチメタボ中年女性が計測される。

 

私は35.9℃。チラッと隣を見ると、計測し直しされている(笑)
その後も37.5℃を超えていたのか、「こちらへお掛けください。」と少し離れた椅子に案内される。
プチメタ女性は明らかに怒っていた。「ちょっと走ってきたからですから!」
と言っているのが聞こえる。

 

私はおかしくなり、少し様子をみる事にし、総合案内地図を見るふりをして、プチメタボの女性を見ていた。
そこに、似たような体系の中年男性が走ってきた。

あ!!!
これはまた何か起こるか!?

 

そう感じた私は、そちらの男性を注視した。
案の定そちらの男性も発熱とカウントされ、椅子に促されるのだが、
先程のメタボ女性の方が「こっちこっち!」と声をかける。
二人して椅子に腰かけ、看護師と話しながら笑っていた。

 

そう、二人は夫婦だったのである。
夫婦そろって病院敷地内を全速力で猪突猛進し、罠(検温)で引っ掛かったのである。

 

病院の敷地内を走るのは一刻を争う瞬間に向かうドクターだけにしてほしいものです。
そして、きちんと熱が異常だったら看護師が簡単な問診を取り、さすがだなと感じました。
日本での医療崩壊が起きていないのは、現場で働く医療従事者の努力の成果だなーと、
面白おかしく見ながらも関心した本日の出来事でした。