かつて、有名雑誌2誌から取材を受けたことがありました。
👉 女性セブンの取材 報告
インタビューは1時間足らずでしたが、出来上がった記事を読むと、大分、話が端折られている印象でした。何より、記事に書きたい事は予め決まっているようで、記者は私の回答をそれに近づけようとしていた節があります。誘導?なるほど・・これがマスコミなんだなぁと、妙に感心したものです。
さて、やや悪意のある質問に対して、神対応した有名人の話を二つ紹介します。真のスターは、マスコミの悪意など跳ね飛ばす光をまとっています。
杉良太郎さん、被災地の炊き出しは「売名行為です」と
時代劇の大スター、スギさま。杉 良太郎さんと演歌界のスター伍代 夏子夫人は長年にわたって被災地支援や福祉活動に精力的に取り組んいます。東日本大震災の後、トラック20台分の支援物資を集め、被災地で炊き出しをしていた際、記者から「売名ですか?」と聞かれた時のエピソードは、いまだに語り草になっています。
スギ様がカレーを温めてる時に、テレビカメラを伴ったリポーターが取材、質問は「売名ですか?」と。
スギ様は、「もちろん売名だよ。売名に決まってるじゃないか」と返しました。
これはテレビで放送された一幕でした。この記者は、売名などする必要のないほどの大スターにこれを言わせてしまった・・。
シニカルな返しに聞こえますが、深い言葉と思います。困っている被災者にとって、温かい食べ物や物資の支給が有難いことは言うまでもありません。その意図が善意だろうと、ある種の計算が込められたものだろうと、その温もりは変わるものでありません。私はボランティアの行為に関して、その真意など、どうでもよいと思っています。マスコミが偉そうに真意を探る、行為を貶めるなど、ゲスの勘繰りどころか醜悪極まりない。大スターの返答を前に、この記者がこっけいに見えたのは言うまでもありません。
養護学校でサッカーをするカズに意地悪な質問
ご存じサッカー界のレジェンド、カズこと三浦 知良選手の話です。ある時、障害を抱えてる子供達の施設を訪問、子供達とサッカーを始めました。子供たちの中には重度の障害で手足が満足に動かない子もいましたが、皆必死にサッカーをしました。
サッカーが終わると、取材で来ていた新聞記者はカズさんに質問をしました。「カズさん〇〇新聞ですけど、こういう施設にきて子供たちとサッカーをしてあげているというのは、やはり好感度とか人気取りなんでしょうか?」と少し意地悪な口調で聞きました。
突然のインタビュー、かつ不快な質問に対して、三浦知良選手は笑顔でこう言いました。
「僕が彼らに何かをしてあげてるって?いいや!そんなことはない、逆に僕が何かをもらっているようには見えなかったかい?」
こう言うとカズさんは、車を走らせて立ち去ったそうです。 かっけぇ~!
記者は自分の質問を後悔したはずです。これぞキングカズ、彼こそ真のスーパースターなのです。