この連休は弁護士向けの「交通事故・後遺障害 実務講座」でした。今回も日本全国から50人近くの弁護士先生が集まりました。
1日目
1、交通事故の現状について
2、外傷性頚部症候群
3、ヘリカルCTの優位性 特別講師W医師
初日はイントロダクション、交通事故を取り巻く環境と弁護士の取り組みについて宮尾先生より講義がスタートしました。
今回は被害者面談のロールプレイングビデオを作成、上映しました。神戸のMC佐井先生、藤井先生の演技力もなかなかです。
恒例のむち打ち講座では亀井先生の腱反射テストの実演が挿入され、なるべく多くの弁護士先生に実際に腱反射テストをやっていただきました。やはり実技が加わると座学研修も盛り上がります。
そして最後に北海道から遠路お越しのW先生の自らの事故受傷の経験から、頚椎の微細な骨折を描出させたヘリカルCTの有用性について講義をいただきました。
医療技術も日進月歩ですが、それを後遺障害立証に活かす人材、環境、共についていけていない実情にもどかしさを感じます。深く考えさせられる内容でした。
2日目
1、高次脳機能障害 立証ビデオ
2、高次脳機能障害 認定の3要件
3、高次脳機能障害 解説 特別講師 医学博士S先生
4、集中解説 神経心理学検査
丸一日、高次脳集中講座です。前回同様、不詳私が講師を務めさせていただきました。今回はパワーポイントによるスライドとレジュメの一体化がなされ、前回よりスマートな講義となりました。今回もまずビデオを見ていただき、障害者の全容をつかんでいただきます。そして基本中の基本、3要件の解説へ。
さらに今回、高次脳機能障害の評価において第一人者とも呼べる、S先生の特別講義を頂きました。わかり易い説明と専門医ならではの視点にうならされます。
後半、その存在と説明について毎回苦労するMTBIに話が及びました。今までの理解が不十分であり、反省させられるほどの内容でした。思わず質問を重ねてしまい、自らの講義を忘れてS先生といつまでも話をしていたい気分でした。
その内容はあまりにも素晴らしく・・・
少し長くなりますのでまた明日UPします。