認定が大分溜まってきましたので、いくつかUPしたいと思います。14級でも様々な認定ケースがあります。

 リスフラン関節は足の土踏まず辺りにあります。足の5本指につながる中足骨と足根骨の関節部を指し、5本の骨が立体的にアーチを形成、このアーチが全体重を支えるクッションになります。完全脱臼でリスフラン靱帯が断裂すれば、手術で固定する必要があります。でないと、激痛で歩けません。
 
 リスフラン関節は、受傷者・相談者のわりに、受任が少なかった印象ですが、このたび14級例が加わりました。手術に至らないレベルであっても、疼痛の残存で14級9号は確保したいところです。

比較的、治りは良かったです
 

14級9号:リスフラン関節脱臼骨折(50代女性・神奈川県)

【事案】

バイク運転中、対向車線からの右折自動車の衝突を受ける。手指の骨折・脱臼の他、リスフラン関節脱臼骨折となった。


【問題点】

症状固定時には骨の癒合に問題なく、歩行も正常であったので、痛みが残存から14級9号を狙う方針となった。しかし、後遺障害診断書上、足部の疼痛について漏れていた。

【立証ポイント】

早速、主治医に自覚症状の追記を依頼してから申請、14級9号が認定された。賠償金への影響はないが、症状のすべてを認めていただいた。尚、手指は10級相当が認定され、併合10級となった。