本件は足関節の立証はおまけ作業、顔面で悪戦苦闘した記録です。これは頭部・顔面の障害で改めて紹介したいと思います。
12級7号:距骨骨折(30代男性・神奈川県)
【事案】
被害者は歩行者で道路を横断中、左方よりの自動車に跳ねられ受傷。右足首(距骨)、顔面(頬骨)を骨折した。
【問題点】
足は整形外科、顔面は形成外科、そして、噛み合わせに不安を残すため口腔外科と3科を受診した。各科の医師はそれぞれ後遺症に対する認識が違うため、後遺障害診断書を科ごと3枚に分けた。
足関節は歩行には問題が無いくらい回復したが、機能障害、つまり12級7号の数値の確保がミッション。
【立証ポイント】
整形外科での計測に立会い、なんとかギリギリの数値を確保した。