アフターケア制度とは、労災での怪我や病気が「治ゆ」した後に、再発や後遺障害による新しい発症を防止するために診察や検査等を行えるようにする制度を言います。
再発との違いは、対象となる傷病の種類によって使えるものと使えないものがある点、再発の場合では治療を行うためのものであるが、アフターケア制度の場合では、診察や検査等、いわゆるメンテナンスに近いことを行うためのもの、等様々な点で異なります。
対象となる傷病名は、以下の20種類です。
① せき髄損傷、
② 頭頸部外傷症候群等、
③ 尿路系障害、
④ 慢性肝炎、
⑤ 白内障等の眼疾患、
⑥ 振動障害、
⑦ 大腿骨頸部骨折及び股関節脱臼・脱臼骨折、
⑧ 人工関節・人工骨頭置換、
⑨ 慢性化膿性骨髄炎、
⑩ 虚血性心疾患等、
⑪ 尿路系腫瘍、
⑫ 脳の器質性障害、
⑬ 外傷による末梢神経損傷、
⑭ 熱傷、
⑮ サリン中毒、
⑯ 精神障害、
⑰ 循環器障害、
⑱ 呼吸機能障害、
⑲ 消化器障害、
⑳ 炭鉱災害による一酸化炭素中毒、