どうも、金澤です。
今日は最近の依頼者の話。
丁度1年前の事故で、主訴は足首の痛みでした。
ですが事故で足首の他にも全身に傷を負い、身体の至る所に痛みが出てしまっていました。
事故の加害者の対応も非常に悪く、救急搬送された医師の対応もストレスのたまる内容だったとのことです。一つ目の病院で見逃された裂傷を、後日の病院で手当てをされたり、とても辛い思いをしたことと思います。
ですが、そのような沢山受けたストレスをあれこれ並べても自賠責には届きません。。
どんなにストレスのかかる対応を受けたとしても、慰謝料の額は怪我の立証が大きな要因です。
沢山嫌な思いをしたことをいくら訴えようとも、お金が大幅に増える事はありません。
後遺障害診断書と言う医師が書く診断書に、”このような酷いけがをした”と言う事を書いてもらうのです。
そしてその記載内容を裏付ける証拠(自賠責が信用してくれる裏付け)が必要なのです。
その被害者さんは、事故から約1年後に症状固定となりました。
そして弊所に、盛りだくさんの診断が詰め込まれた診断書を持参し、被害者が相談にこられました。
とてもこのままでは後遺症認定は到底不可能です。
足の先から頭のてっぺんまでありとあらゆる症状がずらりと書き記されています。
病院・接骨院で事故の治療を受けた診療記録もありました。
そこには、どんどん症状が追加されていく様子がうかがえました。
やはり事故でどこかを痛めてしまうと、そこから様々な部位に痛みが派生します。
そしてそのすべてが事故のせいになるんです。
お気持ちは分かりますし、実際事故のせいでもあるんですが、
最後に後遺症等級と言う自賠責の判子が押される可能性は低くなります。
秋葉事務所では、事故直後から相談に来て頂いた被害者の方には、今発生している痛みの中で最も後遺症が取れる確率が高い部分に焦点を絞り、そこの部分の立証をする為の動きにシフトしています。
医師に後遺症が認められるための検査等をしてもらえる様にお願いしていきます。
この後遺障害診断書の内容がカギとなります。
情報が多すぎても良くない事もありますし、少なくても良くない。丁度良いバランスに調整しながら後遺症を、取りこぼしなく獲得するようにバックアップしていきます。
なので医師への症状の伝え方一つ一つを細かく指導したり、医師をお会いしてあいさつしていたり。
その時々の状況、医師の顔色に合わせた進め方をしていきます。
ですが今回のようなケースでは、もう診断書が完成された状態で来ています。
ここからどんなに頑張っても、医師は一度書いた診断書を変更してくれることは稀です。
細かな変更は、まだ可能にしろ、大幅な変更は不可能。
依頼者の方と、後遺症診断書を握りしめ病院同行をしましたが後遺症診断書の変更等はとても頼めませんでした。
ですが一カ所の部位のMRI撮影をするようにと言うことで紹介状を頂けました。
MRIを撮影し、診断書以外の部分で少しでも信用してもらえるアシストにはなりました。
このようにいくつもパターンを用意しておくことで、後遺症の等級の可能性はありますが、
皆さまやはりなるべく早くご相談くださいね…
今回の方の後遺症認定がされることを祈っております。