本日、東京都心でも37度まで気温が上昇しています。各地で40度越えも観測されているようです。酷暑でありながら、ご存じの通り、東京都民の動きはコロナで制限されています。テレビの聞き取り調査では、およそ70%の都民が旅行や帰省を控えているそうです。まさに、逃げ場のないの暑さの中、エアコン全開の部屋に籠っている方が多いと思います。
一方、我が家は、子供の頃から夏休みだから特別に出かけようとの風習はありませんでした。両親は忙しかったのでしょう。ただし、学生時代になると夏は長期、季節をまたいで海外へ行ったものでした。中国では気温45度、海抜-145mのトルファン等、新疆ウイグル自治区を1か月かけて西へ、マイナスの気温と標高4,693mになるカラコルム峠超えのバス。めちゃくちゃ気温差・高低差のある旅でした。
国外へ出ない年は剣道の夏合宿で、最後の夏となった大学4年蒔の関西遠征は思い出に残っています。深夜の高速バスで神戸三ノ宮まで、その後、兵庫~大阪を転々と、転戦を重ねたものです。夏休みは、自身の成長を促す特別な時間、一生の思い出に残ることばかりでした。
比べて、社会人になると、暦通りに仕事、でなければ、家でゴロゴロです。休み明けまで、疲労を少しでも回復したい期間です。疲労回復も大事ですが、もう少し時間の使い方を工夫したいものです。そこで、今年は色々と思索にふけりたいと思います。
普段は目の前の業務に追われていますが、今こそじっくり経営のことを考え、アイデアを練りたいと・・。経営では、時代の変化や世の趨勢を読み解く分析力が大事だと思います。既に、昭和~平成~令和と、3つの時代を生きています。その間、様々な事象の変化を鋭敏に捉えたものが、成果を出していると思います。通信手段を例にとると、私が就職したときはポケベルでした。その後、携帯電話が小型化、ビジネスに限らず一般に普及が進み、現在はスマホが主流で、携帯は今年滅びるそうです。この変化を、昭和から予想した人達が存在していたはずです。そして、ビジネスに結び付けることができた人は、大きな成功を得たと思います。
21世紀のアトムが黒電話!
昭和38年当時、携帯電話は予想できなかったようです。
さて、そのようなことをつらつら考えていましたところ、ほほをさわると昨日から剃っていない無精ひげが気になりました。髭と言えば、ヒゲダン。考えてみると、そのヒゲダンも、3元号でそれぞれ違うものを指すではないですか。
ヒゲダンとは?
令和 ⇒ Official髭男dism(オフィシャルひげだんディズム)
今、もっとも熱い人気バンド。30歳以上は「オフィシャル髭男爵」と言い間違えがち。
私もキーボード&ボーカルだったので、バンドのスタイルに共感します。ヒット曲「Pretender」は、コロナがなければ、今カラオケで最も歌われているナンバーでしょう。
平成 ⇒ 髭男爵
山田ルイ53世とひぐち君の漫才コンビ。
私はいまだにワインバルでの乾杯で「ルネッサ~ンス」と言っています。令和の今では意味不明扱い、もはや若い人に引かれることすらなくなりました。
ちなみに、山田ルイ53世さんにはご子息がいるようで、そのご長男は54世を名乗るのでしょうか。
昭和 ⇒ ヒゲダンス
ドリフ世代には、説明はいらないでしょう。今年逝去した志村けんさんとカトちゃんの定番コント。
40後半~50代にとって、この軽快な音楽は忘れられません。この曲がかかれば、条件反射で両手を上下してしまいます。未だにパーティーの余興のBGMに使っています。もちろん、今でもドーナツ盤を持っています。
このように、わずかな時代の推移でも対象は変化するもの、世の変化を読むことの難しさを痛感します。(余計な事を分析しないで、もう少し経営のことを考えろよ)