私達は医師、弁護士、そしてあらゆる職業の依頼者さま・・多種多様な人間と接しています。様々な相手に対し、こちらの希望を伝え、意見を通すにも、その人その人によって話法・アプローチは違います。相手によって、対応を変えていく必要があるのです。この当たり前のセオリーですが、「言うは易し、行うは難し」です。日々、若手にうるさく指導していますが、私も完璧に出来ているとは思えません。相手の性格や考えをいち早く察知する、対人洞察力を磨かねばなりません。それには、多分野の人と交わり、様々な経験を積むことが効果的なようです。多様な考え方、物の見方を、心がけていきたいと思います。
さて、私の家族もしばしば世間様と一線を画す解釈をします。子供時代のように毎日顔を合わせていると気付かないことですが、大人になって客観的に振返ると、相当にズレていることに気付きます。
以下、実家での親子の会話・・
(私)「ガッキー、いいよね」と話題を振ると、
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(親)「えっ??」
(私)「新垣(あらがき)さんのことだよぅ」
(親)「あぁ、偽ベートーベンの人ね」
→ 何故に微妙に古い人? 読みも間違っているし、どうして 新垣 結衣さんではなく、忘れかけていた新垣 隆(にいがき)さんになるかなぁ?
(親)「あの人、元気のないテリー伊藤さんみたい」
→ お二人に対して同時に失礼です。
ちなみに、新垣さんは本物の方で、偽は佐村河内 守さんです。一体どこから話題を修復すべきか・・。
・・・もはや、話題の継続を断念しました。
他にも、
(私)「宇多田ヒカルはすごい才能だよね」と話題を振ると、
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(親)「あぁ、藤 圭子の娘さんね。 気の毒に、お母さんあんなに美人なのに・・」
→ 親の世代は、未だ藤 圭子さんなのはわかりますが、論点がズレているばかりか、これも大変に失礼な物言いです。
(親)「お母さんみたいに歌手にならなくて良かったね」
→ じゃあ、宇多田ヒカルさんの職業って何だ? 聞くのも怖くなりました。
・・・これも、話題の継続を断念しました。
こんな調子ですので、ある意味、親から相当に鍛えられました。