プーチン大統領、やる気ですね。いよいよ、明日にもウクライナへ軍事行動でしょうか。
連日、テレビでプーチン大統領を観ることになっていますが、その顔から思い出すのは歴史漫画「センゴク」です。2004年から連載のこの漫画、今月ついに18年の長期連載に終止符、完結するそうです。織田 信長の美濃制圧から始まり関ケ原まで、従来の通説にとらわれず、リアル感を意識した画期的な歴史漫画と思います。もっとも最初の10年は読んでいましたが、長いせいで途中で飽きてしまい途絶・・最終回を前に改めて読み直したいと思います。
この漫画をさらに面白く印象的にしたことは、戦国史上の有名武将の顔に、あるテーマ括りでモデルを採用したことです。観れば一目瞭然、作者の宮下 英樹 先生も確信犯で、キャラのモデルを認めています。今日、改めて確認してみました。わかる範囲ですが。(敬称略)
○ 上杉家・・・北陸の雄はロシア一家?
・上杉 謙信 ⇒ ウラジーミル・プーチン
筋骨隆々、元KGB、柔道家のプーチン! もう謙信のイメージが固まっちゃいました。
・上杉 景勝 ⇒ ウラジーミル・レーニン
ちょんまげなので一見わかりませんが、よく見ると・・です。あるいは、チャイコフスキーかもしれない。
・蔵田 五郎左衛門 ⇒ カール・マルクス
確かエンゲルスもいたような・・忘れてしまいましたが。
・直江 景綱 ⇒ グリゴリー・ラスプーチン
なんと、怪僧ラスプーチンまで! さすがに笑った。
○ 武田家・・・往年のハリウッド俳優を揃えました
・武田 信玄 ⇒ マーロン・ブランド
ゴッドファーザーの貫禄そのままです。マーロン・ブランドはキャラ立ち抜群で、曹操が主役の三国志の漫画「蒼天航路」では董卓でした。
・山県 昌景 ⇒ クラーク・ゲーブル
「風と共に去りぬ」のバトラーのようにニヒルでダンディー、イメージにハマっていました。
・馬場 信春 ⇒ ポール・ニューマン
ちょっと歳がいって「ハスラー2」の頃かな。智将のイメージと老獪な笑顔、かっこいい。
○ 織田家 ・・・主役級が揃うので、モデル採用はわずか?
・丹羽 長秀 ⇒ サミュエル・L・ジャクソン
米五郎佐、何故かチリチリ頭の黒人に・・。違和感を感じるも慣れてくるものです。
・明智 光秀 ⇒ ヒュー・グラント
初登場の時は例のイケメン+にやけ顔でしたが、だんだん違う顔に変わってしまった。
○ 毛利家 ・・・日本映画のスターを揃えたようです
・吉川 元春 ⇒ 仲代 達矢
・小早川 隆景 ⇒ 丹波 哲郎
・清水 宗治 ⇒ 高倉 健
毛利家は外タレではないので、意外性がなく、面白みに欠けたかな。初期の黒澤映画から、もっと古い俳優の方がバえたかも。例えば、三船 敏郎さん、志村 喬さん、加東 大介さんとか。なんなら、広島弁で菅原 文太さん、金子 信雄さん、成田 三樹夫さんを揃えれば、「組」になったはず。
○ 雑賀衆・・・京から南の紀伊半島、完全にラテンのノリでした
・雑賀 孫一(鈴木重秀) ⇒ チェ・ゲバラ
顔も生き様もゲバラと一致? なんか、はまり役に感じました。
・土橋 守重 ⇒ ボブ・マーリー
土豪の土橋がレゲエを♪
・湯川 直春 ⇒ ディエゴ・マラドーナ
明らかに監督期のディエゴ、やんちゃぶりも生き写し。
他にもたくさん設定があるようです。かつて、原 哲夫 先生(私の高校の先輩になります)の代表作「北斗の拳」や「花の慶次」でも、登場人物にたびたびモデルが登場したようです。単にイメージを似せる以上に、意識的にまんまの顔設定は原先生からでは?と思います。
しかし、世界情勢は・・現在も戦国時代さながらですね。