どうも、金澤です。
今日はタクシーつながりでちょっとしつこいですが、ブログを書いていきます。

 

【前回までの記事】

事故に遭い治療に通っていたタクシー運転手の胸ポケットにはいつも赤いペンが刺さっていた。

[つづき]赤ペンが常に胸に刺さっているタクシー運転手の治療記録

 

 

今日は、何故タクシー運転手は腰痛。ヘルニア持ちが多いか。

 

まず一つ目は、

車の運転はどんなに慣れていても、非常に神経を使います。

下半身の筋肉は常に緊張状態です。

 

特に運転をしていると、

腸腰筋(腸骨筋+大腰筋)が疲労します。

 

 

 

 

 

 

出典:https://slim-love.com/ass-diet/3054

 

ご覧の通り、股関節から腸骨(骨盤)・腰椎についていますよね。

じつは腰が痛い方、多くは腸腰筋が悪いことが多いです。

 

運転で股関節が固まると、そこから出る腸腰筋も固くなります。

骨盤や腰椎に負担がかかり、仙腸関節もロックされますし、

椎間関節の可動も落ちます。

 

そのように常に腸腰筋に負担のかかる運転手は、何かの拍子にヘルニアになってしまうのです。

 

試しに、この腸腰筋をぐっと押してみて下さい。

位置としては、お腹の下側を左右どちらか押してみます。

ゆーっくり圧して下さい。

腸腰筋は、腹筋の下層にあるので、強くいきなり押しても腹筋が防御して到達しません。

腹筋を弛緩させながら、腸腰筋に届かせるのです。

 

腸腰筋が悪いと、腰にじーんと響く事が多いです。

 

腰が痛いからといって、腰だけ揉んでも絶対に良くなりませんよね?

 

運転手やデスクワークの方、腸腰筋を酷使しているかたは、ここをケアするといいですよ。

 

そして、是非、腰回りの筋トレをすることです、腹筋もしっかり鍛えましょう。

 

ちなみに!!!!!!!

 

この腸腰筋、腹筋をすると悪くなります。

 

といっても、間違った腹筋のしかたです。

股関節伸展したままの腹筋は腰に大ダメージを与えます。

股関節は必ず屈曲したまま、腹筋をするようにしましょう。