先月半ばから土日はすべて事務所に出勤、ほとんど休みなしです。疲労回避から、土日のどちらかは半日だけの業務にしています。そのような中、2月の3連休は、よいインターバルになります。リフレッシュではなく、ひたすら休みたいので、温泉宿に籠るが最適です。しかも、観光地ではない、人が少ないところが一番です。

 湯宿温泉は、東京駅から新幹線とバスを乗り継いで、乗換え待ち時間を入れても2時間ほどで着きます。今回は2回目となる逗留です。宿の泉質は、中庭から5mほどの距離の引き湯ですから、鮮度抜群です。

 温泉街の建物はどんどん新しくなり、共同湯を除けば、ほとんど普通の住宅街となっています。昭和の枯れた風情、つげ義春の世界は失われつつあります。それでも、連休だといういうのに、わずか300mほどの温泉街を歩いても営業中の商店はなく、まったく人とすれ違いません。人疲れしているビジネスマンには最適の隠れ家と言えます。


温泉街の入り口
 

地元民専用 松の湯
 
 今回も外湯には入れませんでした。宿のご主人によると、地元民がよそ者の入浴を嫌って、コロナをきっかけに、締め出しをしているそうです。すべて「入浴禁止」の張り紙か、完全施錠の状態でした。以前は観光客に開放していたはずです。これもコロナ以降に変化したことの一つと言えます。