おはようございます。今年は梅雨入が早かったそうで連日雨ですね。自動車での移動が多くなります。運転には十分注意ですね。

 さて、先週は3人の医師とお会いする機会がありました。いずれの先生も交通事故被害者の主治医です。今後予想される後遺障害について、その検査や書類の依頼のため被害者さんと面談します。先生方の反応も色々です。今までに経験したネガティヴなケースは・・・

 「行政書士がなんの用?患者以外には会わないよ」
 「○○検査ぁ?、そんな検査必要ないよ」
 「診断書書くために医者になったんじゃないよ」

 この場合でも熱心に事情を説明し、今後の協力をお願いします。それでも駄目なら二度と会いません。

 ただし、こちらの言うことに丁寧に耳を傾けていただき、必要な協力を惜しまない先生も存在します。

 「そうですか、専門医に是非見てもらいましょう。すぐ紹介状を書きますよ」
 「わかりました。すぐ検査の手配をしましょう。」
「自賠責保険の審査は大変なんですね、できるだけ協力します」

 このような先生に共通すること、それはセカンド・オピニオンへの理解です。
セカンド・オピニオン、それは主治医の治療方針にすべて委ねるスタイルから、複数の医師の診断を受け、治療法を選択する医療のことです。従来は主治医の意見がすべてで「他の医師に診てもらいたい」なんて言ったら、「俺の診断が信用できないのか!」なんて激怒する医師も存在しました。今でもしっかり生き残っていますが・・。

 自分の判断だけではなく、患者にとって有益な治療になるなら他の医師の診断を受けるべき、と考える医師は本当に患者の為を思っている証拠です。
 このような医師は、症状固定後、後遺症診断の段階でも障害立証に対して協力と理解を示します。患者を完治させることは叶わなかったが(医師としては残念でしょう)、その後の補償問題について真摯に対応していただけるのです。

 このような先生に巡り会いますと、「先生は治療に最善を尽くして下さり、さらに治療完了後の補償についてもお心を砕いて下さいました」・・・先生は患者を2度救いました、尊敬を込めてタイトルの言葉となるのです。 

 今週も3人の先生にお会いする予定です。良い出会いを期待!です。