温泉番付、東西の横綱は「草津」と「別府」、これは江戸時代から言われていることです。草津は、自家用車で度々訪問してきましたが、別府行は飛行機なので、足が遠のいていました。テレビやネットで度々、映像を観てきましたが、このお正月、遂に訪問の機会を得ました。
やはり、定番の地獄めぐりはコンプリートしておきました。よく整備されています。韓国からの旅行者が多かったように思います。
別府のシンボル竹瓦温泉、共同湯でこの風格です。別府市街というより、ソープ街の中心に鎮座しています。わりと近くに病院や学校もあります。規制のない時代から、現代まで続いている状態です。清濁混然とした、日本の都市風景と言えます。
海の見える高台に紺屋地獄と呼ばれる、有名な泥湯があります。硫黄泉が地表に湧き出す際、硫黄と砂と水の絶妙なバランスから泥湯となります。数多くの源泉・泉質を誇る別府でも、ひときわ異彩を放っています。日本各地にある泥湯も、岩手・八幡平の藤七温泉とここが双極です。これで東西の泥湯を制覇です。
温泉好きにとって、別府温泉は地獄ではなく天国です。その規模から、何度も足を運ばなければならいでしょう。