【事案】
自動車で後進中、路外住宅から発進した自動車と衝突。
【問題点】
「交通事故・初期3重苦」
1、相手は親戚。別件で争議中であった為、関係ないはずのこの事故ももめにもめた。
ついに相手から「保険を使わない」=保険会社対応を辞める宣言。相手保険会社も「そういうことなので」と対応を拒否。
2、事故届も物損事故のまま2か月経過。
3、病院も保険会社寄りで後遺障害に関しまったく理解のない医師。
【立証ポイント】
「3重苦からの脱出」
1、事故相手と面談。感情やその他事情を抜きに保険会社同士で解決するよう説得、理解を得た。
2、警察へ出向き、事情を説明、人身扱いへ切替え成功。
3、神経症状の治療、立証に理解のある病院へ転院。しかし相手保険会社担当者はこの転院を認めていながら、先の病院へ出向き強引に症状固定と言い張り対人支払終了。
4、転院先の相談係の社会福祉士に相談、健保使用の承諾を得て、治療継続する。
あとはいつも通り着実に事務を進め、無事に14級認定し弁護士に引き継ぐ。まさに後遺障害・非該当&ぐちゃぐちゃで自損自弁(双方それぞれの損害は自分の保険でまかなう)からの生還となった。
この手際に弁護士は満足、相手保険会社は渋面。不道徳な打ち切り工作について、公の場できつく糾弾する予定。
(平成24年4月)