佐藤がまとめました

 コロナ禍でフードデリバリーサービスに注目が集まり始めたため、街中で見かけることも多くなってきたのではないでしょうか。その一方で、事故の相談も増えておりますので、今回は都内でサービスを提供している6社が加入している障害保険について記載したいと思います。各社、独自に補償内容を設定しているようです。
 

 
<ウーバーイーツ>

 2020年10月1日付で「傷害見舞金等支給規定」が出されており、「配達中」であることが条件となっています。

 尚、注釈もありますので、添付するURLをご確認ください 👉 傷害見舞金等支給規定(2020.10.1.).pdf | Powered by Box
 
<menu>

 Menuもウーバーイーツ同様に傷害見舞金等支給規定が出されており、条件も「配達中」と変わりません。尚、「配達中」の定義としては、配達依頼を了承した時から、注文品を店舗から受け取り、配達が完了するまでの間のこととしています。注文がキャンセルされた場合には、完了かキャンセルの早い方となるようです。

 尚、注釈もありますので、添付するURLをご確認ください 👉 insurance_benefit_payment_rules_20200928.pdf (menu.inc)
 
<出前館>

 直雇用(アルバイト)配達員の場合、就業時間内に起こった事故については、労災が適用されます。一方で業務委託配達員の場合には、任意保険加入を義務付けているのですが、特定の保険はないようです。
 
 大手3社では、やはりウーバーイーツの補償が手厚いと思います。出前館は元々、デリバリー業界のプラットフォームだったこともあり、自前の配達員を要していなかったのではないかと思います。その後、業務の拡大に伴いアルバイト契約で配達員を確保→ウーバーイーツの登場により業務委託契約の配達員を拡充という流れとなったため、補償内容が自己責任という形になっているのではないかと予想します。続編では、ニューフェイスの保険を比較してみます。