昨日で切り上げたシリーズで洩れたデータをUPします。
ずばり、ここ数年、何級がどのくらい認定されているか?です。申請数もわかるとよいのですが、昨年公開されたものを見てみましょう。
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平成18年度 |
平成19年度 |
平成20年度 |
平成21年度 |
1級 |
667件 (22.5%) |
682件 |
686件 (22.4%) |
739件 (22.3%) |
2級 |
373件 |
397 (13.0%) |
412件 (13.5%) |
437件 (13.2%) |
3級 |
330件 |
370件 (12.1%) |
359件 (11.7%) |
401件 (12.1%) |
5級 |
391件 |
417件 (13.7%) |
407件 (13.3%) |
426件 (12.9%) |
7級 |
572件 (19.3%) |
568件 (18.6%) |
577件 (18.9%) |
614件 (18.5%) |
9級 |
634件 |
615件 (20.2%) |
618件 |
696件 |
合計 |
2967件 |
3049件 |
3059件 |
3313件 |
交通事故(人身事故)数はここ数年減少傾向です。しかしこの表でみると、認定数は微増しています。これは高次脳機能障害の患者が増えたというより、申請・認定数が増えたと推測できます。ここ数年にわたる障害周知の働きかけによる成果かもしれません。また立証側の行政書士、弁護士の尽力も反映されているのでしょうか。
等級別の認定割合をみると、どの年度もほぼ同じパーセントなのが気になります。年度によってもっとばらつきがあってもいいのではないかと。1級と7、9級は20%を目安に調整?、各級割り振りをしている?・・・これは深読みし過ぎでしょうか。
★ この業務日誌で掲載している高次脳機能障害の記事ですが、加筆・修正、最新情報を加え「高次脳機能障害 立証マニュアル」に盛り込む予定です。こうご期待!