【事案】
信号のない交差点で、一時停止無視の自動車と出会い頭衝突、首と腰を痛め通院するも、事故から三か月目に保険会社から治療の打切りをされる。
【問題点】
事故車の損傷度合いから、軽度な事故と判断されてもおかしくはなかった。保険会社から早めに治療の打切りを打診される予想から、早めに弁護士を介入する必要があり、契約を急ぐも、本人の都合が合わずになかなか弁護士介入が出来なかった。
そうこうしている内に、3ヶ月目で治療費一括対応の打切りを宣告され、ご本人から慌てて連絡が入った。
「軽傷の治療は3か月で十分でしょ」
【立証ポイント】
症状は首・腰の痛みが続いていた為、健康保険に切替、治療費3割を自腹で通院を3か月継続してもらった。そして、事故から半年経つも相変わらず痛みが残存していた為、病院へ付添い、主治医に事情を説明、後遺症診断書を作成して頂いた。MRIで頚部・腰部に所見があったため、これも記載頂き、できるだけ信憑性を高めた。
(令和2年6月)