【事案】
自宅で座っていたところ、車道から自動車が自宅に衝突してきた。直後から頚部痛、両手のしびれ等、強烈な神経症状を発症する。
ブロック塀でもあればよかったのですが・・・
【問題点】
交通事故での頚椎捻挫は自動車同士の事故(特に追突)ならよくある話であるが、本件は自宅で生活中に交通事故に遭うという稀なケースであった。
【立証ポイント】
事故直後に相談を受け、まず基本通り、半年は治療に専念し、治療費の打ち切りの打診の際に症状が残存した場合には症状固定して後遺障害申請手続きをする方針を固める。その後、半年経過したが残念ながら症状が残存したため、症状固定した。被害者請求では、自宅含む物損資料(自宅写真込)だけでなく、事故直後の自宅や自動車の写真を近所の方が撮影していたため、写真データを頂き、事故発生状況報告書に添付して申請する。結果、普通の交通事故に同じく14級9号が認定された。
ムチウチは、追突のような不意打ちの場合に多く発症する。自宅で突然事故に遭うというのは、自動車事故以上にまったくの不意打ちであったといえる。
(平成31年2月)