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臓器の障害が少ない理由は、ズバリ手術で治るケースが多いからです。また、手術を施しても・・の場合、内臓破裂では出血性ショックから少なからず死亡に至るからです。等級認定も特殊で、多臓器の症状が複合的に作用した場合、それらを加算しての総合評価で等級を決定します。
胸部のケガ、臓器を除けば、その大多数は肋骨骨折です。肋骨は臓器を守る役目からか、骨折しても癒合するまで保存療法とすることが多く、手術による整復は稀です。せいぜい、コルセットなどで固定するのみです。医師も肋骨骨折には関心薄く、多少の変形はもちろん、完全癒合しない場合でもあえて処置をしません。それ位、軽視される骨折です。したがって、裸体で確認できるほどの変形がなければ、等級認定はほとんどありません。
腹部の場合、臓器を除けば、第一に骨盤骨折でしょう。これも、腸骨自体の骨折なく、恥骨・座骨のみの骨折の場合、自然癒合を待つことが多くなります。また、癒合完了後、周辺の神経を痛めさえしなければ、後遺障害が残りません。
以下、認定例も少なく、事務所としてもより多くの症例を重ねたいと思っています。
- 14級9号:胸骨骨折(70代女性・静岡県)
- 14級9号:肋骨骨折(70代女性・静岡県)
- 12級7号:寛骨臼骨折(40代男性・静岡県)
- 14級9号:臼蓋骨折(40代男性・群馬県)
- 12級5号:骨盤骨折(70代男性・埼玉県)
- 12級13号:肋骨骨折(70代女性・山梨県)
- 13級11号:脾臓損傷(80代女性・神奈川県)
- 12級5号:鎖骨骨折、肋骨骨折、骨盤骨折(80代女性・神奈川県)
- 11級7号:仙骨・腸骨骨折(50代女性・茨城県)
- 12級6号:鎖骨骨幹部・肋骨骨折(50代男性・神奈川県)
- 12級5号:胸骨骨折(40代男性・埼玉県)
- 14級9号:第一肋骨亜脱臼?(50代男性・茨城県)
- 6級相当:骨盤骨折・生殖機能障害 排尿障害(20代男性・東京都)
- 13級11号:外傷性横隔膜ヘルニア(70代女性・静岡県)
- 13級相当:精巣損傷(30代男性・千葉県)
- 11級10号:肝損傷・胆のう障害(20代女性・千葉県)
- 11級相当:骨盤骨折・狭骨盤(10代女性・長野県)
- 10級11号:寛骨臼骨折(50代男性・東京都)
- 12級13号:寛骨臼脱臼骨折(30代男性・新潟県)
- 14級9号:股関節唇損傷(30代女性・愛知県)
- 11級10号:排尿障害(30代男性・神奈川県)
- 12級5号:肋骨骨折(40代男性・埼玉県)
- 12級7号:骨盤骨折(30代男性・千葉県)