脊椎は上から、頚椎7、胸椎12、腰椎5、仙椎5、(尾椎3つ)の連なりです。
1、椎骨そのものの骨折で、周辺に神経が集まる頚椎は重篤な症状が予想されます。しかし、棘突起や横突起が折れた場合はほとんどが保存療法となり、椎体の連続性が損なわれない限り、深刻な障害は残りません。胸椎や腰椎の圧迫骨折の場合も、受傷直後の激しい痛みは数年で消失し、長年、障害で苦しむケースは少ないと言えます。 障害の程度を測る上で、まず、折れた部位と折れ方が問われます。
※ 圧迫骨折、変形・可動域制限での評価・・・初期の実績では、圧壊率○%こだわっていますが、○%潰れたら・・などの明確な基準は未発表です。経験上、明らかな骨変性があれば11級となるようです。また、運動障害を伴う8級となるケースも、自賠責の顧問医先生から色々と詳細をご指導頂き、基準をほぼ把握しています。椎骨に50%以上の圧壊は必要で、それは2椎体以上の合計でも該当します。総じて、3椎体にまたがる固定術が成されれば、可動域に影響があると判断されます。ただし、可動を司る部分が問題となりますので、頚椎と腰椎が対象となります。通常、胸椎や仙椎は運動障害には該当せず、変形障害で判断されます。
2、次に、気をつける点は、胸椎・腰椎の圧迫骨折が、事故外傷による骨折なのか、陳旧性(元々、潰れている)なのかです。MRIが必須となります。
3、そして、脊椎の骨折によって神経症状が起きた場合、その立証が最大の到達点となります。つまり、痛みはもちろん、四肢のしびれ、排尿・排便障害等を証明する検査が必要です。
それでは、以下、悪戦苦闘の記録を参考にされて下さい。
- 14級9号:腰椎横突起骨折(70代女性・静岡県)
- 11級7号:軸椎歯突起骨折(80代男性・埼玉県)
- 8級相当:胸椎圧迫骨折(40代男性・群馬県)
- 8級2号:胸腰椎 過伸展損傷(80代女性・神奈川県)
- 11級7号:胸椎圧迫骨折(30代女性・東京都)
- 11級7号:頚椎脱臼骨折(50代女性・埼玉県)
- 8級2号:第7頚椎横突起・椎間関節内骨折(40代男性・東京都)
- 14級9号:腰椎横突起骨折(50代男性・千葉県)
- 11級7号:胸椎破裂骨折(40代女性・埼玉県)
- 施設賠償11級7号:胸椎・腰椎圧迫骨折(50代男性・神奈川県)
- 11級7号・14級9号:腰椎破裂骨折(10代男性・千葉県)
- 11級7号:胸椎圧迫骨折(40代男性・神奈川県)
- 11級7号:腰椎破裂骨折(40代男性・神奈川県)
- 11級7号:胸椎・腰椎圧迫骨折(60代男性・茨城県)
- 11級7号:胸椎骨折(40代男性・静岡県)
- 11級7号:胸椎・腰椎圧迫骨折(80代女性・東京都)
- 8級相当:腰椎破裂骨折(70代女性・静岡県)
- 11級7号:胸椎圧迫骨折(80代男性・長野県)
- 11級7号:胸椎・腰椎圧迫骨折(50代男性・千葉県)
- 11級7号:胸椎骨折(40代男性・埼玉県)
- 11級7号:胸椎圧迫骨折(50代女性・千葉県)
- 個人賠償11級7号:胸椎圧迫骨折(40代男性・埼玉県)
- 11級7号:腰椎圧迫骨折(20代男性・埼玉県)
- 8級相当:胸椎圧迫骨折(40代男性・山梨県)
- 14級9号:頚椎棘突起・関節突起骨折(40代男性・埼玉県)
- 11級13号:胸椎圧迫骨折(50代女性・静岡県)
- 14級9号:腰椎横突起骨折(30代男性・千葉県)
- 11級7号:腰椎圧迫骨折(50代女性・神奈川県)
- 施設賠償14級9号:頚椎棘突起骨折(30代女性・長野県)
- 12級13号:腰椎椎体骨折(70代男性・静岡県)
- 8級相当・加重障害:腰椎破裂骨折(80代男性・静岡県)
- 11級7号:腰椎圧迫骨折(50代男性・神奈川県)
- 11級7号:腰椎圧迫骨折(40代女性・埼玉県)
- 8級2号:第5腰椎破裂骨折(60代男性・千葉県)
- 8級2号:第2頚椎骨折(60代女性・埼玉県)
- 14級9号:陳旧性・腰椎隅角骨折(30代男性・埼玉県)
- 14級9号:頚椎棘突起骨折(40代女性・茨城県)
- 8級2号:第2頚椎骨折(70代女性・埼玉県)
- 11級7号:第11胸椎圧迫骨折(70代女性・奈良県)
- 11級7号:腰椎圧迫骨折(40代男性・茨城県)
- 8級相当:第1腰椎、第11胸椎圧迫骨折(40代男性・茨城県)
- 11級7号:胸椎圧迫骨折(40代男性・静岡県)
- 11級7号:腰椎圧迫骨折(30代男性・神奈川県)
- 併合10級:腰椎圧迫骨折・頚椎骨折(39歳男性・兵庫県)