膝半月板とは軟骨の一種で、太ももの大腿骨とすねの脛骨の間にあり、双方のクッションの働きをしています。膝がなめらかな可動を保つのはこの半月板のおかげです。これが断裂したり、潰れたりすれば、運動痛や可動制限、ひっかかり感、膝くずれ現象を引き起こします。

    外側半月板と内側半月板があります      半月というより三日月ですね
 

<病態>

 10~20の歳代の男性によくおこります。おそらくスポーツでのケガが多いからでしょう。発生機転は下腿が固定された状態での膝の内外旋や内外反が多い。つまりサッカー選手が他選手との接触や転倒で、膝をひねってしまった時に痛めます。

〇 損傷形態

 以下6つが代表的です。診断書の中にもこの断裂の状態を明記して頂きたいところです。

    

     縦断裂  横断裂  水平断裂 バケツ柄断裂 辺縁断裂 円盤状断裂

     ← 内側水平断裂の画像 (MRI T2強調)

 
〇 診察所見

1、自覚所見= 関節の圧痛、関節水腫(水がたまる)、大腿四頭筋萎縮

2、症状誘発テスト= マックレーテスト、グリンディングテスト、スタインマンテスト、アプレー、過伸展テストなど

     
  
          マックレーテスト                グリンディングテスト

〇 画像所見

1、MRI 
 上の写真(T2)で軟骨が高信号(白)を示す場合、断裂や損傷が低信号(黒)に描出されます。またT1強調高速スピンエコー法ですと軟骨は中間信号(灰色)で良好に描出されますので微細な損傷の発見に適しています。一昔前は造影剤の使用もありましたが、近年の高精度マシン(1.5~3.0テスラ)で使用頻度が下がりました。

2、関節鏡
 病態の確認だけではなく、手術でも積極的に使われるようになりました。

  
←  関節鏡手術の様子 

※ 写真は福岡の上野先生より拝借です

 

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