博多の街もクリスマスカラーに包まれています。東京他、各都市に負けず光の渦が広がって、それでいてセンスも良い。まるで九州の活力はすべてここに集まっているようです。
当地でのセミナーを終えてホテルに戻りました。ロビーのツリーは熊さんに囲まれて、さながら森のクリスマスです。今日は、仕事の話は止めましょう。
朝からの強行軍ゆえ、ベットに倒れこむとあっという間に眠りにつきました。
・・のどの渇きから夜中に目を覚ましました。時計は4時を回ったところ、何をするでもなく朝を待つ? やはり待つのは苦手、まだ暗い博多の街に繰り出しました。駅にでると、昨夜のイルミネーションは夢のあと、すべて消灯、人通りもなく、車も通りません。まだ、街全体が眠りの中です。
期待していた博多ラーメンもすべて閉まっています。歓楽街の中州であれば、赤い暖簾も見つかるでしょうが・・駅周辺はコンビニが空いているくらいです。当然です。朝まで眠らない東京が異常なのでしょう。
昼間の活気はこの眠りあっての活力なのだと思います。歴史をみても、いつだって九州は日本を刺激する役目です。
ぶらつくこと1時間、やや空腹を覚えた時、暗闇の中からようやく中華系チェーン店の明かりを発見しました。せっかくの出張ですがチェーン店で我慢です。店に入ると誰もいません。ややあって、従業員が奥からのそりと出てきました。この時間が一番お客さんが来ないのでしょう。メニューは良い意味で期待を裏切り、ご当地限定の料理が並んでいました。早速、小皿を3品、そしてまだ暗い朝から生ビール! しめは豚骨ラーメンです。こんな時間にガツンと博多を堪能、朝からすみません。
店を出ると闇が緩み、東から群青色が広がってきました。眠らない街へ帰る飛行機まであと数時間あります。明日の活力のため、博多の街に同じくもう一眠りを決めこむことにしました。