まず、むち打ちに限らず、後遺障害の申請は何度でも出来ます。しかし、安易に「2度目があるから」と考えてはいけません。再度の申請=異議申立ての成功率はここ数年5%前後と極めて低く、100人中95人は初回申請で勝負が決したことになります。専門機関で認定された初回の結果はそれなりに重いのです。
それでも、以下、2度目で認定を得た実例の多くは、初回に漏れた書類や検査、もしくは症状の説明不足を補った結果です。それは簡単な作業ではありません。できれば初回で遺漏のない申請をすべきであったのです。
また、自賠責・調査事務所の安易なジャッジで初回・非該当から二度目の申請で認定されたケースも少なくありません。それだけ、骨折などの明らかな器質的損傷がない、つまり、証拠が無く本人が「痛い」と主張しているだけの障害認定は、審査側にとっても難しい判定と言えます。