弊事務所は比較的専門性の高い重傷事案を多く受任しています。

 自賠責保険の統計上、一番程度の軽い等級である14級9号は後遺障害等級全体の65%を占めます。つまり、後遺障害の3件に2件はむち打ち・腰椎捻挫の14級9号なのです。対して弊事務所ですが、現在、受任している案件の65%は13級以上が見込まれる障害で、むち打ち、腰椎捻挫の14級は35%ほどです。全体の比率に比べ非常に少ない割合かもしれません。だからと言って決して軽視しているわけではありません。14級の実績を今日明日、紹介しましょう。

 

自賠責だけが頼りの案件

【事案】

 50CCバイクで直進中、左折する自動車に巻き込まれ受傷。
  

【問題点】

 相手は任意保険未加入。自身も人身傷害特約など任意保険なし。仕方がないので相手の自賠責保険に被害者請求を進める。1年以上の加療も両手指のしびれ等、症状が残存したため後遺障害申請を行った。結果として治療費、休業損害、通院慰謝料の合計120万に加え14級(75万円)を確保。
 

【立証ポイント】

 相手からの回収は絶望的、自賠責保険を最大限に活用するしかない。比較的、長めの通院期間としたのは120万の限度をなるべく利用して完治を目指したゆえ。
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