高次脳機能障害を徹底的に攻める2日間。東京会場をレポートします。
1、画像読影 担当講師:亀井先生
後遺障害を語る上で避けて通ることのできない画像読影、特に脳外傷では画像所見の有無が認定の絶対条件でもあります。専門家たる者、「画像は医師任せで全く見ません」では困ります。正確な読影、正式な診断は医師の領域ですが、少なくとも医師と画像所見について打合せができるレベルは望まれます。
私達チーム110のメディカルコーディネーターは画像読影を日常茶飯事としています。当然、医師ではないので画像所見の断定は控えますが、画像鑑定や医師との折衝の際にその実力を発揮しています。
チーム1の読影力を誇る亀井先生の丁寧な解説
2、脳神経外科医の講義 〇〇医科大学病院 T医師
毎回、外部から専門家を講師に招いております。今回は脳神経外科医で臨床の最前線で活躍されているT医師です。T先生は私が担当した高次脳機能障害3級女性の命を救った執刀医です。
高次脳機能障害の概論に始まり、画像解説、MTBIの問題に話が及びました。現場の医師の迫力を感じると共に、先生のお人柄でしょうか、易しくわかりやすい講義となりました。
3、ビデオ立証 担当:秋葉
高次脳機能障害の講義で欠かすことのないコーナーとなりましたビデオ立証、今回は3級、5級、7級の被害者のビデオを鑑賞いただき、適時解説を加えました。
3、5、7級の違いはなにか? 被害者のどの部分を注視するか? 相当の等級を抑えるべきポイントは?映像は「百聞は一見にしかず」の効果を発揮します。本来、高次脳機能障害の審査は本人と家族の面接を実施していただきたいのです。ビデオはそれに代わるものと考えています。
明日の2日目に続きます