【事案】

自動車停車中、後続車から追突される。

【問題点】

手指へのしびれが収まらない。このまま単なる捻挫扱いでは治療は進まない。接骨院での施術を止めさせ、近隣の整形外科でリハビリをするよう指導する。

本来ならしかるべき時期まで通院を続け、症状が収まらなければ症状固定、後遺障害の審査の流れになります。ほっておいても半年も過ぎれば相手保険会社の治療費打切コールが始まります。しかしこの医師、あまりにも頼もしすぎる!?なんと保険会社と患者の治療継続をめぐって毎度を喧嘩するそうです。お話をしていて、少し異常を感じました。保険会社の担当者に医師の様子を説明し、ある程度治療を延長していただく。(この担当者さんと苦労を共有した?感じです)

【立証ポイント】

無事に14級は認定されましたが、保険会社への敵対姿勢が強すぎる医師も困ります。そのくせ診断書はいい加減なものでしたけど。

神経症状が完全に収まるまで、いつまでも同じような(効果の薄い?)治療を続けることが患者のためになるのか?保険会社の問答無用の治療費打切りも問題ですが、度を越した治療の継続にも懐疑的です。

(平成24年9月)