一昨年、遷延性意識障害で受任した依頼者様ですが、先日、ついに逝去との報がご家族から入りました。本件は連携弁護士による交渉により、すでに解決しています。遷延性意識障害の方は、命脈永らえることなく、数年以内に亡くなることが多いのです。本件の被害者様もご高齢から、意識の回復なく旅立ちました。
思えば、この依頼者様には、損保時代からご契約を賜り、ご家族皆様にもご懇意に頂いたと思います。そして、最後の最後に、自ら私に仕事を下さったことになります。実は、私は30年来、ご用命下さる保険の仲間、契約者様に恵まれております。これは、簡単なこと、普通のことではないと思います。長年に渡り、一緒に仕事ができる、仕事を任せて下さる、これは大変に僥倖なことなのです。
長く関わって下さる皆様に対し、改めて感謝の念を持ちたいと思います。