デイリーで記載できず、貯めてUPすることもある業務日誌ですが、HP開設以来15年の営業日、欠かさずUPして参りました。現在、かなりサボってしまい・・多忙が理由ではありますが、ここが踏ん張りどころです。

 HPでいくら美辞麗句を並べても、その実力や経験、何と言っても人間性を示すことはできません。多くの業者は自ら筆を執らず、事務員に指示して資料を丸写し、さらに業者からコンテンツごと買ってUPしています。これも経営効率優先のことなので、事務所それぞれの考え方でしょう。その点、弊所が唯一差別化を志していることが、業務日誌の励行による、情報発信と信頼性です。

 余剰効果として、先に述べた人間性のアピールに寄与していると思います。皆勤賞を取ることは、すなわち、代表者の信用性です。何事も、継続とは一番その人となりを表すもので、病欠などない業務体力です。これらが、15年毎営業日、業務日誌UPから評価されています。実際に他事務所とHPを総覧し、この点を評価頂き、ご契約頂いた依頼者様もおりました。

 まずは、20年完遂を目指し、年内から年明けまでに遅れを取り戻していきたいと思います。  

続きを読む »

 本日は3組の御来客・相談でした。ご相談者さま、弁護士先生、ご足労頂き大変感謝です。

 いずれも難しい申請になります。とりわけ、今年は人身傷害や自損事故保険など、自身が加入している保険への請求で困っている方が目立ちました。損害賠償の相手ではなく、自身が掛金を払っている保険会社への請求ですから、請求者はお客様ということになります。その点、担当者の対応は軟らかいと思います。

 ところが、それが後遺障害の請求となると・・・相当な時間を待たされ、結果も芳しくないものです。一般に請求内容が入院〇日、通院〇日と簡単に計算が立つものであれば、問題なく支払われるようです。それだけ、後遺障害〇級は、簡単に認めてくれないもののようです。

 私達が請求をお手伝いする場合、支払先の保険会社がお手盛り回答しないよう、自賠責保険・調査事務所に諮問を掛けて頂くよう誘導します。自賠責の審査であれば、比較的、後遺障害が読めます。審査も基準に則った固いものに感じます。この点、自賠責の実力を感じます。そのような前提から、自分の保険会社に対する請求でも、後遺障害が絡めば、是非頼って頂きたいと思います。

 今年、後遺障害で躓いている被害者さん、数件受任しました。保険会社は大金を支払うことになると、それなりに慎重なのです。

 

続きを読む »

 日曜から前のリで病院同行、昨日、高速バスで東京へ戻りました。4時間余りのバスは疲れるものです。

 あいにくの曇り空でしたが、ホテルの窓から美しい山並みが望めます。      駐車場のネコちゃん 続きを読む »

 事務所から宝町の駅まで徒歩7分、そこから3つ目の大門駅で降りると、大門と東京タワーの背景です。かつて、竹芝桟橋から東海フェリーで大島へ向かうために降りた駅です。

 ↑ 新しいスマホの試写を兼ねて記録しました。本日は急遽、都内での打合せでした。事務所から近場への移動は、珍しい移動になります。さらに今年は、事務所から徒歩圏内、近所の交差点で2件の事故受傷がありました。都心の事故は、意外と少ないものですが・・。  

続きを読む »

 およそ、相談・受任の過半数は捻挫・打撲の軽傷に入るものです。ただし、その内から一定数は軽度とは言えない神経症状に陥り、通院が長びきます。そのような被害者さんに後遺障害14級9号をつけて、実利的な金銭解決を図ります。これが、弊所の考えです。

 一方、被害者さん及びご家族の人生を左右するような重傷案件も少なくありません。そのようなご相談に対しては、先約・予定を飛ばして直ちに駆け付けます。ご本人はもちろん、ご家族の心配は想像を絶するものがあります。できるだけ早く、今後の流れや予想される事態への対処を説明します。これで、ご心配は少なからず解消するものです。でなければ、精神的な疲労で参ってしまいます。

 周囲からの間違った情報や、定かではないネット情報に翻弄されず、正しい解決へのロードマップを引きます。解決まで計画的に進めなければなりません。やはり、ご相談は事故後、早ければ早いほど良いと言えます。死亡案件でも、同じことが言えます。業界の通例では、相手保険会社の対応は荼毘に付すまで、一般的には49日後になります。それまでは、ご遺族にはお見送りに専念することになります。

 死亡事故は取り返しのつかない事態です。秋葉事務所では、死亡の因果関係に疑義でもない限り、とくに調査・証明することはなく、諸手続きのお手伝いに留まり、直ちに弁護士に任せることになります。秋葉事務所の役目は限定的と言えます。生きていればこそ、事務所の力を発揮できるのです。勿論、ご家族の気持ちも、できれば命を取り留めて欲しかったと思います。

 死亡のご相談は、平均年間1~3件でしょうか。今年もすでに2件を数えました。わずかのお手伝いでも、心を込めて尽くしたいと思います。  

続きを読む »

 弊所は、加害者の加入する自賠責保険に関する手続きが主要業務になります。しかし、事故とは常に相手がいるものでもなく、相手がいてもほんとんど自身の責任となる事故もあります。すると、頼りになる保険は、健保や労災はもちろん、自らの契約保険である自動車保険(人身傷害保険、自損事故保険)、その他傷害保険や共済でしょうか。それらに対する請求でお困りの方も少なくありません。これは今に始まったことではないのですが、微増傾向にあると思います。

 単なる入院・通院の日数から計算される保険であれば、それが間違っていなければ、増額交渉や手続きの必要はありません。やはりと言うか、お困りや相談の多くは後遺障害となります。何級が認定されるのか?に尽きるわけです。「保険会社に請求書と診断書を提出したところ、〇級との提示されました。これで良いのでしょうか?」とのことです。診断書の記載に問題があること、必要な検査が未実施であること、画像の評価が問題なしとされたこと・・・理由は様々です。それだけ、後遺障害の認定はシビアで、医師や保険会社に任せたままでは、思わぬ低等級、非該当を食らうこともあるのです。

 必要な検査を追加し、診断書に訂正・追記を依頼し、書面で詳しく事情を説明して再申請する・・被害者さんには中々にハードルが高いものです。そのお助けをする事務所は、地味ながら必要な存在と思います。秋葉事務所は保険金請求のプロを自負しています。今月も後遺障害案件で、自損事故の再請求について相談を受けています。    後遺障害に関する査定が低い・・保険会社の単なる払い渋りとは違うようです。専門的な審査が必要なので、自賠責保険へ諮問頂くと、認定精度は安定すると思います。  

続きを読む »

 精子・卵子が出来なくなった場合です。交通事故では珍しく、秋葉事務所でも認定は1件のみです。一方、勃起障害(ED障害)はいくつの相談・受任がありました。ざっと等級は以下の通りです。   (男子)

・常態として精子が存在しないもの = 7級相当   ・勃起障害、射精障害 = 9級相当    いずれも、単なる泌尿器科では対応できないことが多く、勃起障害を立証するリジスキャン検査を実施できる病院は限られます。   (女子)

・常態として卵子が形成されないものは7級相当     7級相当:生殖機能障害+11級10号:排尿障害(20代男性・東京都)   【事案】

 歩行中、自動車の衝突を受け、骨盤を骨折した。自動車は逃走したが、後に逮捕され、幸い任意保険の存在を確認できた。内臓損傷は数箇所に及び、大腸・小腸の切除と一時的な人工肛門の増設を含め、腹部に数度の手術を施行した。不幸にも、最初の術中に低酸素脳の状態が生じ、脳にも障害を残すことになった。主な症状を列挙すると、生殖機能、排便・排尿の障害、脳由来の神経症状から軽度の言語障害と易疲労性、体感バランス・筋力の低下、4肢の軽度麻痺、さらに、胸腹部・背部・臀部の広範囲に瘢痕・手術痕を残した。   【問題点】

 非常に多くの障害を残したことから、検査、診断書記載について、それぞれ担当した専門科の医師の協力を取り付ける必要があった。自賠責保険が規定する障害の系列について、立証作業を整理・構築でき、必要な検査を熟知している事務所に依頼できるか否か・・本件事故の解決の第一歩を誤ってはいけない。   【立証ポイント】

 ご本人・ご家族は各事務所を吟味し、その評価から弊所を選んでいただいた。ご期待に応えるべく、まず、後遺障害を系列ごと3つに作業を分類し、それぞれの主治医に面談を重ねた。生殖機能障害の立証については、2つの面から試みた。   続きを読む »

 泣きそうになりますが、以下等級を確認します。   (男子)

・両側の睾丸を失ったもの = 7級13号

・陰茎の大部分を欠損したもの「生殖器に著しい障害を残すもの」 = 9級17号

・一側の睾丸を失ったもの「胸腹部臓器の機能に障害を残すもの」 = 13級相当

(女子)

・卵巣喪失 = 7級相当

続きを読む »

 秋葉事務所には珍しい傷病名のご相談、受任が多いのですが、振り返るとシモの後遺障害も多数経験しております。排尿障害は毎度の症状で、件数も多いのですが、排便の認定は今のところ1件です。    シリーズ1回目は、排尿障害について実例から振り返ります。

 排尿障害とは、おしっこにまつわる後遺症です。大きく分けて、① 閉尿(尿がでない、でづらい、尿意が乏しい)、② 頻尿(尿の回数が頻繁になる、尿意がありすぎる)、③ 尿失禁(尿意がすると我慢できない、くしゃみ程度で漏れる、知らずに漏れてしまう)です。事故外傷では、主に腰椎・骨盤の骨折後、馬尾神経にダメージが加わると発生します。

   等級は程度に応じて、   ① 閉尿 = 9級11号・11級10号・14級相当 

 排尿検査(ウロフロー)の残尿量、あるいは糸状ブジー(※)の使用によって程度が決まります。    ※ ブジーとは?・・・食道、直腸、尿道、尿管、鼻涙管など、管状臓器の内径を拡張させるために用いる医療器具。    ② ...

続きを読む »

 ショーファー骨折 = 橈骨茎状突起骨折(とうこつけいじょうとっきこっせつ)

  (1)病態

 ショーファー骨折とは、橈骨茎状突起部の手関節内骨折であり、運転手骨折とも呼ばれています。交通事故では、運転手がハンドルを握った状態で骨折することが多く、この別名がついています。自転車で横断中、自動車との衝突で、手のひらをついて転倒したときにも、この骨折が起こります。

 手関節において背屈・橈屈の強制で起こり、茎状突起が舟状骨と衝突します。よって、舟状骨骨折も視野に入れて治療が行われています。

続きを読む »

 橈骨遠位端骨折からもう一つ、バートン骨折を解説します。コーレス骨折、スミス骨折、バートン骨折は、いずれも橈骨の遠位端骨折ですが、バートン骨折は橈骨遠位端部の関節内骨折ですから、橈骨遠位端骨折の中では、重症例です。

橈骨遠位端骨折について、より細かく診断名とした分類は以下の通りです。

   (1)病態

 バートン骨折は、スミス骨折の一種であり、橈骨の前方部分だけに骨折のあるものをバートン骨折と呼んでいます。橈骨の関節内骨折であり、骨片とともに手根骨が背側あるいは掌側に転位することから、橈骨の手関節における脱臼骨折と覚えてください。遠位骨片が手根骨とともに背側に転位しているものを背側バートン骨折、掌側に転位しているものを掌側バートン骨折と呼びます。

 交通事故では、自転車やバイクに乗車中の転倒で、手のひらをついた際に、橈骨遠位端部が手関節部で骨折するのですが、橈骨・手根関節脱臼骨折であり、靭帯や関節包を損傷していることが多く、難治性です。症状は、事故直後から、手関節の強い痛み、腫脹、関節可動域の制限が起こります。手関節に変形が見られることも多く、手指に力が入らず、十分に握ることができません。骨折部は不安定であり、反対側の手で支える必要があります。手指にしびれが生じ、後になって、親指の伸筋腱が切断されていることが発見されることもあります。   (2)治療

 ほとんどで、関節靭帯や関節包の損傷を合併し、整復も難しく、手術が選択されています。

 受傷直後のXPで、関節面の転位が2mm以上認められる関節内骨折では、完全な整復の必要から手術が選択されています。橈骨の短縮は5mmが許容範囲であり、6mm以上は疼痛や前腕の回内・外障害が予想されるところから、やはり、手術が選択されることになります。

 術後、小指側の手関節に慢性的な痛みを感じるときは、尺骨の茎状突起部の偽関節の可能性が予想されるところから、XP、CTで確認しなければなりません。関節外骨折であっても、背側に20°以上転位しているものは、手術が必要となります。    (3)後遺障害のポイント   Ⅰ.

続きを読む »

(1)病態と治療

      コーレス骨折・スミス骨折は、橈骨遠位端骨折のことです。橈骨は上腕2本の骨の親指側の骨です。遠位端とは、その手関節に近い部分のことです。大まかにいえば橈骨遠位端骨折ですが、その折れた方向によって、それぞれ名前が付けられています。医師によって診断名にバラつきがあります。印象では、コーレス・スミスのように折れ方がはっきりしていない場合、橈骨遠位端骨折と付けているようです。   手の甲側に折れた=コーレス骨折    手のひら側に折れた=スミス骨折    倒れたとき、手をついた際、橈骨遠位端骨折が生じますが、手のつき方で折れた方向が2分します。転倒時に手の平をついて倒れたときは、Colles(コーレス)骨折、手の甲をついて倒れたときは、Smith(スミス)骨折となるようです。

続きを読む »

お問い合せはお気軽に!

事務所メンバー

「交通事故被害者救済」がスローガン! 病院同行に日夜奔走しています。解決まで二人三脚、一緒に頑張りましょう。

代表者略歴を見る!

部位別解説 後遺障害等級認定実績(初回申請) 後遺障害等級認定実績(異議申立)

今月の業務日誌

2024年10月
« 9月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

月別アーカイブ