肩鎖関節脱臼(けんさかんせつだっきゅう)
鎖骨骨折に並び、秋葉事務所では認定例が豊富です。別途、実績ページをご覧下さい。 (1)病態 肩鎖関節とは鎖骨と肩甲骨の間にある関節のことです。転倒の際に手をついた時や、バイクで正面から衝突(ハンドルを握ったままで前方から強い衝撃を受けた)時に好発します。鎖骨が折れなかった場合に起きている印象です。肩鎖関節の脱臼によって、鎖骨と肩甲骨をつなぐ肩鎖靭帯が伸びてしまうことになり、鎖骨の遠位(肩側)が上に出っ張ってしまいます。これをピアノキーサイン(※)と呼びます。視認すればわかることですが、症例に慣れていないのか、町の整形外科では見逃されることが多々あります。 見逃された例 👉 12級5号:肩鎖関節脱臼(60代男性・神奈川県) ※ 突出した部分を指で押すと浮き沈みするので「ピアノキーサイン」といいます。
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