頬骨々折(きょうこつこっせつ)・頬骨体部骨折(きょうこつたいぶこっせつ)
(1)病態
頬の高まり、周辺部の骨折で、交通事故では、歩行者、自転車、バイクの転倒による強い打撲で発症しています。2、3カ所が同時に骨折する粉砕骨折が多く、骨折部が転位、ズレます。 (2)症状 以下の症状が予想されます ① 頬の平坦化、頬部の凹みによる顔面の変形、
② 開口障害、口が開けにくい、
③ 複視、モノが重複して見える、
④ 瞼の腫れが強く、眼球に損傷がないが、眼球表面が内出血、
⑤ 眼窩がくぼみ、眼球が陥没、
⑥ 眼窩下神経を損傷すると、頬・上唇・歯茎・鼻の側面の痺れ、 (3)治療
まずはXP(レントゲン)、続いてCTで確定診断が行われています。
体部骨折では、視力・眼球運動検査など眼科的な検査も必要となります。 Ⅰ.